選抜ベスト4の中央学院が初戦突破 蔵並龍之介投手は1失点完投

2024年4月21日(日)12時24分 スポーツニッポン

 ◇春季高校野球・千葉大会2回戦 中央学院6—1成田(2024年4月21日 千葉県野球場)

 今春の選抜でベスト4入りした中央学院が快勝で初戦突破。1失点完投した最速142キロ右腕・蔵並龍之介投手(3年)は「配球を考えながら最後まで投げることができた」と充実の表情を浮かべた。

 甲子園初勝利から4強まで駆け上がった今チーム。地元のヒーローたちを一目見ようと多くの観客が駆け付けた。注目されているからこそ、右腕の気持ちも高ぶった。初回から直球主体の強気の投球を披露。「甲子園ではフォアボールが多くて制球を安定させたかったので」とより角度をつけた直球は威力十分で最後まで捉えさせなかった。

 ほんの少し、悔しさを抱えながらのマウンドだった。託された背番号は甲子園までの「1」ではなく「3」。背番号が発表された際は「悔しかった」と振り返ったが、「また夏までに1番を付けたい」とすでに気持ちは前を向いている。

 夏、再びあの舞台に戻るため、強豪ひしめく千葉で技術を磨いてく。

スポーツニッポン

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