ベッテルがフェラーリF1提示の1年契約に難色か。チームは後任候補3人をリストアップとの報道

2020年4月22日(水)7時40分 AUTOSPORT web

 セバスチャン・ベッテルがフェラーリF1チームから提示された新契約の条件に難色を示していると、イタリアメディアが伝えた。交渉がまとまらない場合に備えて、フェラーリは3人の後任候補をリストアップしているということだ。


 ベッテルとフェラーリとの現契約期間は2020年末までとなっており、新契約を結ぶか、袂を分かつかを決めるため、交渉を行っていく。


 フェラーリが提示した条件は、大幅にサラリーを引き下げた上での1年契約であると、先月、Sky Sports Italiaが伝えたが、今週、イタリアのLa Gazzetta dello Sportが同様の報道を行った。フェラーリは、ベッテルのサラリーを1200万ユーロ(約14億円)まで引き下げた上で、契約期間は1年を望んでいるという。


 現在、ベッテルの1年あたりのサラリーは約4000万ドル(約43億円)と推定されている。チームメイトのシャルル・ルクレールは、昨年末にフェラーリとの契約を5年延長、2024年末までの契約を結んでおり、1年あたりのサラリー額は1000万ドル(約10億8000万円)であると考えられている。


 La Gazzetta dello Sportは、ベッテルは2年以上の契約を要求していると伝えた。また、フェラーリは交渉がまとまらなかった場合に備え、すでにベッテルの後任候補をリストアップ、それはルノーのダニエル・リカルド、マクラーレンのカルロス・サインツJr、現在アルファロメオに所属し、かつてフェラーリリザーブドライバーを務めたアントニオ・ジョビナッツィだという。

2020年F1オーストラリアGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 ベッテルは最近のインタビューで、2021年以降の去就については「今シーズン最初のレースの前に決断を下さなければならない可能性が高い」とコメントした。


 また、契約期間については分からないものの、契約を結ぶ場合、「僕とチームの両方が満足できるような」内容になるだろうと語っている。


 現在32歳のベッテルは、レッドブル・レーシングで4回タイトルを獲得した後、2015年にフェラーリに移籍、今年同チームでの6年目のシーズンを迎えた。


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