B1リーグ・シーホース三河、チャンピオンシップ出場に向けて中地区2位をかけた川崎との戦いは1勝1敗の痛み分けに終わる

2024年4月22日(月)10時42分 ココカラネクスト

 シーホース三河は4月20日(土)、21日(日)、敵地の川崎市とどろきアリーナで中地区2位をかけた川崎ブレイブサンダースとの対決を行った。

Game1、前半最大15点のビハインドを背負うも、後半ディフェンスから立て直して、残り20秒に1点差まで迫ったが、逆転することができず。川崎に1ゲーム差に迫られた。

迎えたGame2。序盤からリードチェンジを繰り返す激しい展開に。後半にディフェンスの強度を上げると要所で3Pシュート沈め16点差で快勝、チャンピオンシップ出場に向けて大きな1勝をものにした。

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—試合結果—
2024年4月20日(土)
川崎 〇 69 – 65 ● 三河
(三河通算成績 32勝23敗)

1Q 川崎 24–19 三河

川崎の高さに運動量で対抗。一進一退の展開が続く

スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。

川崎に高さのミスマッチを突かれて#20ウィンブッシュの連続得点で先行されるが、#43

イのアシストで#11久保田、#54ガードナーが立て続けに得点して同点に追いつき、#19西田(優)のドライブ、#54ガードナーのフリースローで7-8と逆転する。
川崎に高さを強調されて再度リードを許すと、#32シェーファーをコートに送って対応。川崎の強度の高いディフェンスの前にオフェンスがやや重くなるが、#19西田(優)がダブルクラッチで打開してフリースローで同点に追いつく。

その後は川崎に先行されては三河が追走する展開が続く。川崎#0藤井に“4点プレー”を与えると、#32シェーファーがリバウンドからバスケットカウントで返上。川崎に#33長谷川3Pシュート、#7篠山にボーナススローを決められれば、#7長野がドライブ、3Pシュートの連続得点で食らいつく。

終盤、川崎#25アレンに3Pシュート決められ、5点ビハインドで1Qを終える。

2Q 川崎 43–32 三河 (川崎 19–13三河)

最大15点のビハインドを背負うも、反撃ムードで後半へ

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

川崎のゾーンディフェンスに苦戦し、#33長谷川の3Pシュートなどで31-19と二桁リードを作られる。

川崎のファストブレイクに対し#19西田(優)が体を張ってオフェンスファウルを誘発。さらに#43イのスティールからのファストブレイクで#0オーガストがダンクを叩き込んで勢いづけるが、川崎#33長谷川の3Pシュートで突き放される。

残り3分半に川崎#25アレンのフリースローで36-21と15点のビハインドを背負うも、#0オーガストのドライブ、#11久保田のボーナススローで反撃。その後も#0オーガストのドライブで36-27と点差を一桁に戻す。

タイムアウトで修正した川崎に#0藤井の連続得点で点差を広げられるが、終了間際に#7長野の3Pシュートで11点差に追い上げて後半へつないだ。

3Q 川崎 57–48 三河 (川崎 14–16三河)

ガードナーの10得点などで3点差に詰め寄るが、連続3Pシュートで突き離される

スタートは、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。

#54ガードナーのアタック、#43イのドライブで7点差に追い上げる。ディフェンスから走る展開に持ち込むもシュートを決め切ることができず、川崎#22ファジーカスのバスケットカウントで二桁差に戻される。

粘り強いディフェンスを継続し、#54ガードナーのカットイン、バスケットカウントで追い上げると、残り5分に#10レイマンがダンクを叩き込んで49-43の6点差に詰め寄る。

川崎はタイムアウトを取るが、#19西田(優)のブロッックショットが炸裂。さらにスティールから#10レイマンがファストブレイクで加点して4点差に迫る。

さらに#54ガードナーの3Pシュートでワンポゼッション差とするが、川崎#33長谷川、#25アレンに立て続けに3Pシュートを決められ、9点ビハインドで勝負の最終Qへ。

4Q 川崎 69–65 三河 (川崎 12–17三河)

1点差に肉薄するが、逆転できず。ゲーム差1に迫られる

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

川崎にファストブレイクで先制されるが、すぐに#0オーガストのダンクで応戦。#54ガードナーのアタックで追走するが、川崎も#25アレンの3Pシュートで簡単には流れを渡さない。

#18角野、#54ガードナーの連続3Pシュートで62-58の4点差に追い上げ、スティールから#54ガードナーがパワーアタックでフリースローを獲得してオフィシャルタイムアウトを迎える。

このフリースローを2本とも決めて2点差に。川崎が#0藤井のアシストで#22ファジーカスが得点すれば、三河は#19西田(優)と#54ガードナーのコンビプレーで返上と互いに引き下がらない。

川崎#22ファジーカスのフローターで点差を4点に広げられるが、残り20秒、#10レイマンが3Pシュート時にファウルを受けて得たフリースローを3本ともしっかりと沈めて、66-65の1点差に肉薄する。ファウルゲームに持ち込むが逆転することができず、69-65でGame1を落とした。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

前半、自分たちの望む形で試合に入れなかった点、2Qに自分たちのゲームプランがなかなか遂行できなかったところ、そしてターンオーバーの多さとファウルからのフリースローが試合を分けてしまったと感じています。

ただ、後半そういった苦しい状況から自分たちを取り戻してしっかりと戦い抜いてくれたことは収穫になると思いますし、明日につながると思っています。

-両チーム60点台の試合となりましたが、ロースコアゲームはチームのプラン通りでしょうか?
特に何点台のゲームにしようということはありませんでしたが、フリースローのミスや、レイアップを落としてしまった点などはやってはいけない想定でした。そこは自分たちが修正しなくてはいけない点だと思います。

もちろん川崎さんにはビッグマンが揃っているのでそこでの難しさはあったかもしれませんが、それでも決めきれるシュートは決めきらないといけないと思います。

ただ、先週の自分たちも同じような状況の中から勝利を掴み取ることができましたので、そういった経験を活かして明日の試合に備えたいと思います。

—試合結果—
2024年4月21日(日)
川崎 ● 81 – 97 〇 三河
(三河通算成績 33勝23敗)

1Q 川崎 27–25 三河

激しい点の取り合いでリードチェンジを繰り返す

スターティング5は、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ。

#11久保田の3Pシュートで先制すると、ディフェンスでは#10レイマンが強烈なブロックショットを2連続で炸裂させる。さらには#43イが3Pシュートを決め、0-6とエナジー全開のスタートダッシュを切る。

川崎#20ウィンブッシュ、#0藤井の得点で応戦されるが、#0オーガストが個人技で反撃。開始3分には#11久保田がフェイダウェイで得点すると、#10レイマンも3Pシュートを射抜き6-13とリードを拡大する。

川崎のタイムアウト明け、川崎#35ヒース、#22ファジーカスに連続6得点を挙げられ12-13と1点差に迫られる中、#19西田(優)が3Pシュートを返上し逆転を許さない。

一進一退の攻防が続く中、残り2分半に川崎#12野﨑の3Pシュートで逆転を許すも、#18角野の3Pシュートで再び逆転するなど激しいリードチェンジが繰り広げられる。しかし、残り16秒に川崎#0藤井の3Pシュートで再逆転され、27-25の2点ビハインドを背負い1Qを終える。

2Q 川崎 46–49 三河 (川崎 19–24 三河)

ガードナが14得点でチームを牽引し逆転に成功

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

川崎#33長谷川、#20ウィンブッシュの得点で0-5ランを許すが、開始2分に#54ガードナーがゴール下で上手さを披露し対抗する。

華麗なボールムーブから#54ガードナーが3Pシュートを射抜くと、#19西田(優)も3Pシュートを射抜き1点差に迫る。しかし川崎のタイムアウト明け、川崎#25アレン、#33長谷川に連続して3Pシュートを決められ40-33と再びリードを拡大される。

残り4分、#54ガードナーが3Pシュートを射抜くと、#11久保田が技ありのペイントアタックからボーナススローを獲得し逆転に成功する。

川崎も#25アレンの個人技で反撃するが、#54ガードナー、#0オーガストがゴール下で力強さを発揮し、46-49と3点リードでハーフタイムを迎える。

3Q 川崎 65–72 三河 (川崎 19–23 三河)

ハードなディフェンスからファストブレイクを展開しリードを広げる

スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#43イ。

#11久保田の3Pシュートで先制すると、ハードなディフェンスからアーリーオフェンスを展開し#0オーガストがバスケットカウントを獲得する。開始3分半には#19西田(優)のキックアウトから#10レイマンが3Pシュートを射抜き主導権を握る。

川崎は#25アレンのレイアップで対抗するが、#11久保田、#10レイマンで一挙7得点を重ね51-65と一気に突き放す。しかし、川崎のタイムアウト明け、川崎#25アレンのドライブ、#0藤井の3Pシュートを許し、56-65と一桁差に押し戻される。

川崎に流れが傾きかける中、#19西田(優)のアリウープパスから個人通算100回目となる#0オーガストのダンクが炸裂。残り1分半には個人通算300回目の出場となる#7長野が3Pシュートを沈め60-72と再びリードを二桁差に広げる。しかし終盤、川崎#25アレン、#33長谷川の連続得点でリードを7点差に縮められ4Qに突入する。

4Q 川崎 81–97 三河 (川崎 16–25 三河)

高確率で3Pシュートを決め切り16点差で快勝

スタートは、#7長野、#10レイマン、#32シェーファー、#43イ、#54ガードナー。

序盤から激しい点の取り合いが続く中、開始3分に#7長野が3Pシュートを射抜くとディフェンスでも川崎のオフェンスファールを誘発し攻守ともに躍動する。さらには#54ガードナーが3Pシュートを沈め72-82と再びリードを二桁に拡大する。

チームディフェンスを徹底し川崎のオフェンスを停滞させると、開始5分に#54ガードナーがゴール下へのアタックから加点する。オフィシャルタイムアウト明けに川崎#0藤井、#22ファジーカスの反撃を受ける中、#54ガードナーのミスマッチを活かしたアタック、#10レイマンのゴール下へのカットインなどで冷静にリードをキープする。

終盤まで#7長野が安定したゲームメイクで川崎の反撃を許さず、81-96で中地区2位をめぐる重要なGame2を制した。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

40分間通して、オフェンスもディフェンスも素晴らしい出来の試合だったと思います。

川崎さんのタレント能力というものは自分たちもわかっていましたし、今日の試合の重要さを誰もが理解した中で、準備したゲームプランを選手たちがしっかりと遂行してくれました。

先週に続いて、負けたら順位が下がるというこの逆境を全員で打破してくれました。やり遂げてくれた選手たちを本当に誇りに思います。

-後半リードしてから、特にどんな点に注意してプレーするように選手に伝えましたか?
ハーフタイムでは、ディフェンスをしっかりやるということ、またアシスタントコーチ陣が行ってくれたスカウティングプラン通りにやるということを伝えました。

川崎さんはいろいろな武器をもっているチームです。なので、ひとつひとつを丁寧に抑えていき、自分たちのディフェンスでシュートを落とさせてリバウンドを取り切る。そういったことをやっていこうと伝えました。

ココカラネクスト

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