「早く打ちたいと思ってました」大谷翔平 ゴジラ超えの176号は飛距離130メートルの超豪快弾!異例の”ハイペース”にも注目

2024年4月22日(月)8時4分 ココカラネクスト

大谷がメジャー通算176号、メモリアルアーチをかけた(C)Getty Images

 ドジャース、大谷翔平がついにメモリアル弾を放った。

 4月21日(日本時間22日)に本拠地で行われたメッツ戦い「2番・DH」で先発出場、第2打席で8試合ぶりとなる今季5号をマーク、これがメジャー通算176号、松井秀喜氏の持つ日本人選手最多記録となった。

【動画】歴史を塗り替える一発!大谷翔平がメジャー日本選手最多176号を放ったシーン

 圧巻の一発だった。3回一死一塁の第2打席、相手右腕、エイドリアン・ハウザーの1ストライクからの2球目スライダーを完璧に捉えて、打球速度110マイル(約177キロ)、飛距離423フィート(約129メートル)の豪快弾をマーク、守っていた右翼手も微動だにせず、試合中継(NHKーBS1)の解説を務めていた武田一浩氏も「ライトが後ろも向いてませんでしたね」と特大弾に感嘆する様子も示した。

 ゆっくりした確信歩きからダイヤモンドを1周した大谷は人差し指を高く掲げて喜びを現すと、ベンチではナインからヒマワリの種をかけられてメモリアルアーチを祝福された。

 松井氏を超え、これで日本人選手最多となった。一方、異例のハイペースぶりも注目されている。松井氏がメジャー通算10年かけて作った記録をわずか7年で塗り替えた。メジャーに挑戦した2018年のエンゼルス時代に22発をマークし、キャリアをスタートさせると最少はコロナ禍で試合数が減少した2020年の7発などもありながら、初のリーグMVPに輝いた21年の46発、日本人選手初の本塁打王、2度目のMVPに輝いた23年の44発と一気に量産体制に入った。

 特筆すべきは途中で2度のトミー・ジョン手術含め、二刀流に挑戦しながら、それだけのアーチをかけていること。まさにたぐいまれなる資質、「ユニコーン」だろう。

 試合後のインタビューには節目の1発を放ったことに「早く打ちたいと思っていたので、安心と喜びがある」と安堵の表情も見せた。大谷の今後のさらなる飛躍も楽しみとしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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