元東京V山田楓喜、京都サンガから完全移籍の可能性も?日本人がナシオナル買収

2025年4月22日(火)8時7分 FOOTBALL TRIBE

山田楓喜 写真:Getty Images

 ポルトガル1部CDナシオナルには、京都サンガから期限付き移籍中のU23日本代表MF山田楓喜が在籍しているが、4月下旬に日本人投資家がクラブを買収したという。


 ナシオナルの経営権を巡っては、ポルトガル紙『O JOGO』が4月5日、小野寛幸氏が最高経営責任者(CEO)を務めるACAフットボール・パートナーズ(ACAFP)がクラブ運営会社の株式60%を取得する見込みであり、買収額は1300万ユーロ(約20億円)だと報道。4月21日の総会における投票で最終決定すると伝えていた。


 そのクラブ総会は予定通り21日に開催。『O JOGO』が報じた通り、ACAFPへ株式の60%を1300万ユーロで売却することが正式決定したという。また、ACAFPは今回の株式取得により、下部組織を含めてクラブ施設の使用権を得たとのこと。クラブ運営会社に対して、4月30日までに650万ユーロを支払い、残りの650万ユーロを8月31日までに支払うことで合意に達したという。


 ナシオナルは2016/17シーズン以降、1部昇格と2部降格を繰り返しているが、2023/24シーズンは2部で2位に。2020/21シーズン以来となる1部復帰を果たすと、2024/25シーズンは第30節終了時点で2部自動降格ラインから勝ち点11差の13位につけている。


 また、山田は2024年まで東京ヴェルディでプレー。京都から東京Vへの期限付き移籍期間が満了を迎えると、2025年1月にナシオナルへ半年間の期限付き移籍により加入。ここまでポルトガル1部リーグでスタメン出場5試合、途中出場5試合とレギュラー争いを繰り広げている。


 移籍後初ゴールはまだ挙げていない山田だが、日本人投資家によるクラブ経営権取得が、同選手の去就にも影響を与える可能性は十分考えられる。小野氏らが日本人選手の保有に前向きな考えを持っているのであれば、2024/25シーズン終了後に山田を完全獲得するかもしれない。

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