横浜FM・川崎が挑む!ACLE準々決勝、最強の11人【2024/25】

2025年4月22日(火)12時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

アジアの頂点を決める戦い『AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25(アジアサッカー連盟主催/以下ACLE)』の準々決勝が4月25日よりサウジアラビアで開催される。予選のノックアウトステージまではホーム・アンド・アウェイ方式の2試合制で行われていたが、準々決勝以降は1試合のみのノックアウト方式となる。


日本から準々決勝に進出したのは横浜F・マリノスと川崎フロンターレの2チーム。横浜FMは4月27日の午前4時30分から、FWクリスティアーノ・ロナウドやFWサディオ・マネらを擁するスター軍団アル・ナスル(サウジアラビア1部)と対戦、川崎は28日の午前1時30分からDFロマン・サイスらが所属するアル・サッド(カタール1部)と対戦する。


ここでは、ACLE準々決勝に進出した強豪揃いの西地区4チーム(アル・ヒラル、アル・アハリ、アル・ナスル、アル・サッド)のあまりにも豪華すぎる選手たちを、これまでの経歴と共にピックアップしていく。




クリスティアーノ・ロナウド 写真:Getty Images

FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)


1人目は40歳となった現在もポルトガル代表でプレーしているFWクリスティアーノ・ロナウド。サッカー選手として世界一の称号でもある『バロンドール』を5回受賞している。これは、インテル・マイアミ(アメリカ1部)のFWリオネル・メッシ(受賞回数8回で歴代1位)に次ぐ歴代2位の記録である。


メッシと並び世界最高峰と評されるロナウドは、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)やレアル・マドリード(スペイン1部)など、これまで所属したクラブでUEFAチャンピオンズリーグの優勝を5度も経験。そのほか個人でもイングランド、スペイン、イタリアそれぞれのリーグで得点王を獲得している。


代表活動を振り返ると、記憶として鮮明に残っているのはUEFA EURO 2016。ヨーロッパ各国の代表チームがナンバーワンを賭けて争うこの大会にポルトガル代表の主将として出場し、チームに初優勝をもたらした。現在所属のアル・ナスルには2022年12月に移籍しており、年俸は2年で約280億円。当時、サッカー史上最高額として世間を賑わせた。


タイトルに貪欲なロナウドは、未だ獲得したことがないアジアチャンピオンズリーグのタイトルにも手を伸ばそうとしており、今大会にもモチベーション高く挑んでくるはずだ。




サディオ・マネ 写真:Getty Images

FWサディオ・マネ(アル・ナスル)


次はセネガル国籍でイングランド1部での歴代最多得点記録保持者でもあるFWサディオ・マネを紹介する。フランスのFCメスでキャリアをスタートさせると、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクやイングランドのサウサンプトン、リヴァプール、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンを経て2023年8月1日にサウジアラビアのアル・ナスルへ完全移籍。並外れた身体能力を武器に相手を置き去りにするスピードで攻守において活躍。身長は175cmと決して大きい選手ではないが、跳躍力の高さもあってかヘディングでのゴールが多いことも特徴だ。




マルセロ・ブロゾビッチ(インテル所属時)写真:Getty Images

MFマルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル)


次もアル・ナスル所属のMFマルセロ・ブロゾビッチ。クロアチアの名門チームであるディナモ・ザグレブなどクロアチア国内複数クラブでプレーした後、2015年1月にイタリアの名門インテル・ミラノへ完全移籍を果たす。インテルでは悩んだシーズンもあったが、2020/21シーズンには主力としてリーグ優勝に貢献。2023年7月から現在所属しているアル・ナスルへ完全移籍し主力として活躍している。


中盤選手として無尽蔵のスタミナを誇っており、1試合の走行距離はどの試合でもチームトップクラス。その他、視野の広さやビルドアップにも顔を出すなど攻撃を活性化させるタスクも担っている。ACLE準々決勝でこの強敵と戦う横浜FMは、ブロゾビッチに簡単に仕事をさせないよう対策が必要だろう。




ジョアン・カンセロ 写真:Getty Images

DFジョアン・カンセロ(アル・ヒラル)


続いて、アル・ヒラルから現ポルトガル代表のDFジョアン・カンセロを紹介しよう。ポルトガルのベンフィカ下部組織出身で、スペインのバレンシアやバルセロナ、イングランドのマンチェスター・シティ、ドイツのバイエルン・ミュンヘンなどでプレーしてきたカンセロ。これまで所属した5か国でリーグタイトルを獲得した実績を持っている。サイドバックを主戦場としながらも、パス、ドリブル、シュートと傑出した攻撃センスを兼ね備えていることも特徴である。現在は怪我の影響もあり、2月28日に行われたリーグ戦(アル・アハリ戦)を最後に戦線を離脱している。




カリドゥ・クリバリ 写真:Getty Images

DFカリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル)


こちらもアル・ヒラルに所属するDFカリドゥ・クリバリ。高身長を活かした並々ならぬ空中戦の強さや身体能力の高さ、ディフェンス技術で世界最高峰のDFとも呼び声の高いクリバリ。現役のセネガル代表選手として活躍するほか、かつてはフランスのFCメスやベルギーのKRCヘンク、イタリアのナポリでも不動のセンターバックとして活躍している。


セネガル代表では、2022FIFAワールドカップ(カタール大会)にも出場しており、グループリーグ最終節のエクアドル戦で、リーグ突破を手繰り寄せるゴールを挙げている。ディフェンスではもちろん、攻撃においてもセットプレーなどでクリバリの高さは大変脅威となるだろう。




ルベン・ネベス(ウルバーハンプトン・ワンダラーズ所属時)写真:Getty Images

MFルベン・ネベス(アル・ヒラル)


ポルトガルのポルトやイングランドのウルバーハンプトン・ワンダラーズで活躍したMFルベン・ネベス。ポルトに在籍していた2015シーズンには、UEFAチャンピオンズリーグのマッカビ・テルアビブ戦にキャプテンとして出場。2017シーズンには当時イングランド2部だったウルバ—ハンプトン・ワンダラーズに完全移籍を果たすが、移籍時の違約金は非公開ながらクラブレコードかつイングランド2部の歴代最高額となっている。2023年6月からアル・ヒラルへ完全移籍。主戦場のボランチから繰り出されるミドルシュートやラストパス、豊富な運動量と守備力を武器に攻守両面においてチームに欠かせない存在となっている。




アレクサンダル・ミトロビッチ(フラム所属時)写真:Getty Images

FWアレクサンダル・ミトロビッチ(アル・ヒラル)


セルビア代表の最多得点保持者であるFWアレクサンダル・ミトロビッチは、セルビアのパルチザン・ベオグラードやベルギーのRSCアンデルレヒト、イングランドのニューカッスル・ユナイテッドなどで活躍した選手。特筆すべきは何といってもフィジカルを活かしたポストプレーや空中戦の強さであり、得点の多くはセットプレーやクロスからの得点となっている。


2014/15シーズンのベルギー1部で得点王に輝くと、その後はイングランド2部でも2度の得点王を獲得。2018/19シーズンのUEFAネーションズリーグなど様々な大会で得点王になっており、実績としては申し分ない。今大会でも得点王とチームのACLE制覇を貪欲に目指している。




マルコム 写真:Getty Images

MFマルコム(アル・ヒラル)


次はアル・ヒラルのMFマルコムを紹介する。ブラジルの名門コリンチャンスでプロキャリアをスタートし、以降はフランスのジロンダン・ボルドーやスペインの名門バルセロナ、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクを経て2023年7月にアル・ヒラルへと完全移籍を果たす。2021年に行われた東京オリンピックでは、母国ブラジル代表U-24を優勝へと導く決勝ゴールを挙げており、自国のファンからは一目置かれている存在だ。ブラジル出身選手らしい独特のリズムでドリブルするほか、トップスピードの速さが世界でも頭一つ抜けている為、相手からすると非常に厄介な選手である。


ロベルト・フィルミーノ 写真:Getty Images

FWロベルト・フィルミーノ(アル・アハリ)


次は、アル・アハリからFWロベルト・フィルミーノを挙げる。ブラジルのフィゲイレンセやドイツのホッフェンハイム、イングランドのリバプールなどで活躍。イングランドではポジションがFWながらリーグトップとなるタックル数やインターセプト数を記録するなど、得点だけでなく守備においての貢献度も高いプレーヤーだ。ブラジル代表としては2021年を最後に出場がないものの、2018年のロシアW杯ベスト8や2019年のコパ・アメリカ2019において優勝に貢献するなどブラジルでも一目置かれている。




リヤド・マフレズ 写真:Getty Images

FWリヤド・マフレズ(アル・アハリ)


次もアル・アハリからFWリヤド・マフレズを紹介する。イングランドのレスター・シティ(2015/16)とマンチェスター・シティ(2018/19、2020/21、2021/22、2022/23)で5度の優勝経験がある。緩急を駆使したドリブルやボールキープ力、フェイント技術の高さで一人で攻撃を完結することが出来るほかアシスト能力にも長けており、味方を上手く活かすことが出来るのも特徴だ。その実力はイングランドリーグやUEFAチャンピオンズリーグなどで証明済み。


レスターで優勝を果たした2015/16シーズンには、イングランドでそのシーズン最も活躍した選手に贈られる『PFA年間最優秀選手賞』をアフリカ人選手として初めて受賞し、アフリカサッカーの歴史を塗り替えた。




ロマン・サイス 写真:Getty Images

DFロマン・サイス(アル・サッド)


カタールのアル・サッドからは過去2大会のW杯にモロッコ代表として出場した経歴を持つDFロマン・サイスを紹介する。フランスのオリンピック・ヴァランスでキャリアをスタートさせると、同国3クラブを渡り歩いた後イングランドの強豪であるウルバ—ハンプトン・ワンダラーズやトルコの名門ベシクタシュでプレー。2023年7月にアル・サッドと2年契約を交わしたが、同年はサウジアラビアのアル・シャハブに期限付き移籍した。


特徴は強靭なフィジカルを活かした対人守備や空中戦の強さを武器に守備を統率できること。更にはMFの経験もあることから足元の技術の高さにも定評があり、ビルドアップでも正確なロングキックで貢献する。2022年のカタールW杯では、モロッコ代表の守備の中心としてアフリカ勢初のベスト4に進出するなど実績は十分。ACLE準々決勝で川崎フロンターレと対戦するが、サイス率いるアル・サッドの強固な守備陣をどう攻略するのか注目が集まる。

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