阪神・藤川球児監督は「選手を守った」 元DeNAヘッドが頭部死球への「激怒」を評価...「あの姿勢は選手には心強い」

2025年4月22日(火)11時35分 J-CASTニュース

プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が2025年4月20日にユーチューブを更新し、阪神・藤川球児監督(44)の行動を評価した。

「頭部死球」「藤川監督」「警告試合」トレンド入り

高木氏が指摘したのは、20日に甲子園球場で行われた阪神対広島戦で起こったワンシーンだ。

阪神5点リードで迎えた8回1死1、2塁の場面。広島5番手・岡本駿投手(22)が投じたカットボールがすっぽ抜け、坂本誠志郎捕手(31)の頭部を直撃した。

坂本は自力で立ち上がり、大事には至らなかったが、危険球に激怒した藤川監督はベンチを飛び出して広島サイドに猛抗議した。

ヒートアップする藤川監督は、広島ベンチと一触即発の状態。球場が騒然となる中、藤川監督は、死球を受けた坂本をはじめ、コーチ陣になだめられベンチに戻った。

死球を与えた岡本は、危険球退場となり、警告試合が宣告された。岡本は24年ドラフト会議で広島に3位指名されて入団したルーキーで、この日がプロ6試合目の登板だった。

坂本への死球は、インターネット上で大きな話題を集め、「頭部死球」「藤川監督」「警告試合」などの関連ワードがトレンド入りした。

「藤川監督はいつも冷静かなと思っていたが...」

プロ野球ファンが注目した頭部死球について、高木氏は次のように持論を展開した。

「藤川監督はいつも冷静かなと思っていたが、選手を守るとか、そういうことに関しては、自分の身を挺してでも守るんだなと。選手には伝わった。ある程度、そういうものもあると伝えたのかなという感じがする。あと(試合後)の記者会見では非常に冷静に、『ああいうところは投げないよ。投げないでほしい。困るよ』と語っていた記事を読んだ」

現役時代、横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーし、引退後はアテネ五輪日本代表コーチ、DeNAヘッドコーチを歴任した高木氏。長年にわたり球界に携わってきた経験から「ああいう姿が指揮官にあるということは、選手は心強い」と、藤川監督の行動を高く評価した。

試合は、阪神が首位・広島を8−1で破り、広島とのゲーム差を1.5ゲームとした。

スポーツ紙の報道によると、藤川監督は試合後、8回の行動について「投げちゃダメだよっていうところです。危ないですからね。投げてはダメですよというところをお伝えしているだけです」と語ったという。

J-CASTニュース

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