プレミア史上最年少指揮で勝利…トッテナムのメイソン暫定監督「安堵している」

2021年4月22日(木)11時59分 サッカーキング

トッテナムのメイソン暫定監督 [写真]=Getty Images

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 トッテナムのライアン・メイソン暫定監督が、初陣での勝利に喜びを語った。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 トッテナムは19日にジョゼ・モウリーニョ監督を電撃解任。翌20日にメイソン氏が今季終了までの任期で暫定監督に就任することを発表した。そして迎えた21日、プレミアリーグ第29節でサウサンプトンと対戦。30分に先制を許したものの、60分にギャレス・ベイルのゴールで追いつくと、90分にはソン・フンミンがPKを決めて、2−1で逆転勝利を収めた。

 データサイト『OPTA』によると、29歳312日で指揮を執ったメイソン暫定監督は、かつてクリスタル・パレスを32歳67日で率いたアッティリオ・ロンバルド氏の記録を更新し、プレミアリーグ史上最年少指揮官となった。

 初陣で勝利を収めたメイソン暫定監督は試合後、「まず初めにとても安堵している」と心境を明かし、次のように試合を振り返った。

「ここ2、3日は激動だったが、ありがたいことに勝利を収めることができた。そして、最も重要なことは後半が素晴らしいと感じられたことだ。パフォーマンスや献身性、エネルギーは素晴らしかったが、前半はとても難しかった」

「前に進むことが難しく、彼ら(サウサンプトン)はとても良かった。彼らにはいくつかのチャンスを作られたが、ウーゴ(・ロリス)がワールドクラスな2つのセーブをしてくれた。その後は次第に試合が進むにつれて、支配できるようになった。試合に勝とうとしていたのは1チームだけだったと思う」

 メイソン暫定監督は8歳からトッテナムの下部組織に所属し、2008年にトップチームデビュー。同クラブでは公式戦通算70試合に出場した。2016年冬にハル・シティへと移籍したが、2017年1月22日に行われたチェルシー戦で相手DFガリー・ケーヒルと競り合った際に頭蓋骨を骨折。この影響で2018年2月13日に26歳での現役引退を決断した。現役引退後は、トッテナムのアカデミーで働きながらコーチングライセンス取得を目指し、2019年夏からトッテナムの下部組織でコーチを務めていた。

 新体制の初陣を勝利で飾ったトッテナムはプレミアリーグで暫定6位に浮上。次戦は25日にカラバオ・カップ(イングランド・リーグ杯)決勝でマンチェスター・Cと対戦する。

サッカーキング

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