バルサの“カピタン”帰還はまもなく? フリック監督「テア・シュテーゲン復帰の準備は整った」

2025年4月22日(火)1時19分 サッカーキング

スーペルコパではキャプテンとしてトロフィーを掲げたテア・シュテーゲン(左) [写真]=Getty Images

 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、22日に控えたラ・リーガ第33節マジョルカ戦の前日会見に出席し、負傷離脱が続いていたドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの状態に言及した。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が21日、会見の様子を伝えている。

 今季よりキャプテンを託されたテア・シュテーゲンは、これまでと同様にバルセロナの“正守護神”として、ラ・リーガ開幕からの6試合とチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節のモナコ戦(●1−2)でゴールマウスを守っていた。だが、昨年9月22日に行われたラ・リーガ第6節ビジャレアル戦(○5−1)の前半終了間際、空中でハイボールを処理し、着地した際に右膝を負傷。そのまま途中交代を強いられると、翌日の23日には検査の結果が公表され、右膝の膝蓋腱を完全断裂したことが明かされた。

 当初、『ムンド・デポルティーボ』など複数のメディアは、離脱期間が最大で1年間にも及ぶと指摘しており、2024−25シーズン中の復帰は絶望的だと予想された。それでも、テア・シュテーゲンの回復は当初の想定よりも順調に進み、3月31日にはトレーニングセッションの一部に合流。当時、4月末には公式戦での起用も可能となる見込みだと伝えられていた。

 復帰に向けて順調にトレーニングを重ねてきた甲斐もあり、テア・シュテーゲンが公式戦のピッチに戻ってくるのは“秒読み”の段階に差し掛かっているという。フリック監督はマジョルカ戦の前日会見にて、「テア・シュテーゲンはピッチに立つ準備が整っている」と宣言。“最速”の場合はマジョルカ戦のピッチに立っている可能性もあるが、フリック監督は「あとは彼がどうしたいのかを話さなければならない。それを受けて、いつが公式戦復帰日となるかを決める」とも語っており、テア・シュテーゲンの意向を汲み取った上で復帰戦を決める方針を明かした。

 現在、バルセロナのゴールマウスを守っているのは元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー。テア・シュテーゲンの大ケガを受けて、現役引退を撤回する形で昨年10月に“ブラウグラナ”に電撃加入した34歳は、今季ここまで24試合に出場している。

 バルセロナはラ・リーガで首位を走っているだけでなく、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)でもファイナルまで駒を進め、チャンピオンズリーグ(CL)でも6年ぶりに準決勝に辿り着いた。3つのタイトルを懸けた戦いが本格化するなか、バルセロナのゴールマウスを託されるのは、シュチェスニーか、それともテア・シュテーゲンか。フリック監督の決断にも注目が集まる。


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