トータル14個バーディ量産もV逸 佐渡山理莉は「チャンスがあればどんどん狙っていきたい」

2025年4月23日(水)8時20分 ALBA Net

心機一転。佐渡山理莉は複数回優勝を目指していく(撮影:福田文平)

<Sanrio Smile Golf Tournament 初日◇22日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6496ヤード・パー72>

前週の第2戦「CRÉATION DREAM CUP」で、2日間最多となる14バーディを奪ったのが佐渡山理莉。順位は1打及ばず2位に終わったが、「ミスを減らしていければ、次からも優勝争いができるかなって思いました」と好感触で終えることができた。


キーホールになったのは5番パー3で叩いたトリプルボギーだった。「逆に燃えました」とそこから猛チャージ。後半17番では、左からフォローの風が吹く115ヤードのパー3では1打目をグリーン左奥の傾斜に打ち込んだが、カラーまで転がり落ちた。しかしそこからパターで下りの難しいラインを読み切ってバーディを奪取。続く最終18番パー4でもティショットを右のコースへ外すミスショットがあったが、残り約100ヤードの2打目で木の上を狙い、ピン奥約2メートルにつけるスーパーショットを見せた。バーディパットを先に沈めたが、そのホールをパーとした池羽陽向に敗れた。

「終始スコアは意識してました。今どういう状況かちゃんと知っておきたい」と普段からリーダーボードを見ながらプレーするタイプ。この大会も冷静なマネジメントとリカバリーショットで試合を組み立てていった。その結果、2日間で1ホールを除き、パー5でバーディを並べたが、本人の評価は「60点」と手厳しい。「たまたまパターが良かっただけ。『こんなショットしてたら優勝できないよな』みたいなショットが多かった。スコアは作れたけど、直すところばっかりだった」。常に上を見てゴルフと向き合っている。

今季から環境を一新。関東に拠点を移して石井忍コーチのもと練習に励んでいる。「関東の試合が多く、小さな試合も経験できる。ラウンド数も増えて、ラウンド感は出てきた」。状況別のショットの打ち分けができるようになったことがスコアに直結するようになったという。

プロテストは7度目の受験になる今年が最後と決めている。「いつまでもダラダラはできない。気を引き締めて、自分を奮い立たせています」。そう話す表情には覚悟がにじむ。きょう開幕の第3戦にも出場。今季の目標は「優勝したいです。チャンスがあればどんどん狙って、1勝以上を目指したい」。試合を重ね、確実にパワーアップしている24歳が優勝する姿がすぐに見られそう、そんな予感がする。(文・小池文子)


<ゴルフ情報ALBA Net>

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