チェルシーのムドリク嘘発見器も“シロ”判定。ドーピング問題で潔白主張

2025年4月23日(水)12時0分 FOOTBALL TRIBE

ミハイロ・ムドリク 写真:Getty Images

 プレミアリーグのチェルシーに所属するFWミハイロ・ムドリクに関するドーピング問題は、昨年12月に陽性反応が出てから数か月が経過しているにもかかわらず、いまだに核心部分の解明がなされていない。本人は問題発覚後も一貫して無実を訴えており、状況は不透明なまま停滞している。


 UKメディア『Sports Mole』の報道によると、ムドリクは嘘発見器による検査も受けており、結果は「異常なし」だったという。トルコ1部シャフタール・ドネツクの最高経営責任者セルゲイ・パルキン氏が証言したもので、検査はムドリクの弁護士によって手配されたようだ。


 パルキン氏によれば、ムドリクは「どうしてそんなことになったのか全く分からない」と語っており、「本人にはまったく心当たりがない」という。嘘発見器の結果も、意図的な違反がなかったことを裏付ける一要素とされている。


 ムドリクは昨年12月に実施されたドーピング検査で、禁止薬物であるメルドニウムに陽性反応を示したとされている。これを受けてイングランドサッカー協会(FA)は暫定的な出場停止処分を科しており、以降ムドリクは公式戦から離れている。通常、こうしたケースではB検体を早期に開封し、分析結果をもとに処分の是非が最終判断されるが、今回の件ではその手続きがいまだに行われていないようだ。


 同メディアによるとパルキン氏は「B検体の結果はまだ出ていない。つまり、いまだ開封されていないということだ」と述べており、関係者の間でも真相の把握は進んでいないという。ムドリク側の弁護士は、検出された物質が体内に入った経緯を調べており、本人の主張を裏付ける証拠集めを続けているようだ。

FOOTBALL TRIBE

「チェルシー」をもっと詳しく

「チェルシー」のニュース

「チェルシー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ