ビラにラッシュフォード加入で序列低下のワトキンス、エメリ監督に不満
2025年4月23日(水)12時30分 FOOTBALL TRIBE

プレミアリーグのアストン・ビラが、1月の移籍市場でFWマーカス・ラッシュフォードをマンチェスター・ユナイテッドからレンタルで獲得したことで、クラブ内の選手起用に変化が生じている。これに対しビラのFWオリー・ワトキンスが不満を明らかにした。
ユナイテッドのルベン・アモリム監督の下で構想外となったラッシュフォードは、ビラへ移籍以降、ウナイ・エメリ監督のもとで出場機会を得ている。ここ数試合ではワトキンスよりも優先して起用されてきた。
4月20日に行われたニューカッスル・ユナイテッド戦(4-1)で開始1分でゴールを決めたワトキンスは、試合後のインタビューで「エメリ監督に気持ちは伝えた」「自分はベンチに座って満足できるタイプではない」と語っており、起用法への不満を隠さなかった。
このビラの起用方針について、過去にイングランド2部のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(2011-2018)等のさまざまなチームに所属していたGKベン・フォスター氏(2023年引退)が、自身のポッドキャスト番組『Fozcast』で意見を述べている。
フォスター氏は、ラッシュフォードが出場したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦1stレグ(1-3)において「明らかにプレーにキレがなかった。完全移籍での獲得はビラにとってはリスクが高すぎる」「エメリ監督はこの取引を承認しないだろう」と言及。
また、ワトキンスへの処遇にも触れ、「アーセナルへの1月の移籍話をクラブが断っておきながら、最も重要な試合でベンチに置いた」と批判。「選手としては当然不満を持つだろう」とワトキンスを擁護している。
なお、ビラはラッシュフォードの買い取りオプションを保有しており、今後の去就が注目される。