【MLB】”感情的”な表現も…イチロー“残留”に地元紙は辛辣記事「正当性はゼロ」

4月23日(月)21時24分 フルカウント

3Aに降格した27歳のエレディアは打率.310をマーク、イチロー残留は「非論理的」

 マリナーズのイチロー外野手は22日(日本時間23日)、敵地レンジャーズ戦に「6番・右翼」で出場して3打数2安打2四球と活躍した。この日、チームは控え外野手のギレルモ・エレディアを傘下3Aに降格させ、戦力外の可能性があると地元メディアに報じられていたイチローは“残留”となった。この措置に地元紙「シアトル・タイムズ」は「マリナーズは何を考えているんだ。全くもって非論理的だ」と辛辣な見出しで異を唱えている。

 この日、イチローは3打数2安打2四球と4度の出塁に成功し、打率も.250まで上昇させた。ベテランの存在感を改めて見せつけた1日となったが、試合前に下された「エレディア降格、イチロー残留」という決断に対しては、チーム内で不満の声などが出ていないにもかかわらず、地元メディアに好意的な意見は乏しかった。

「マリナーズは何を考えているんだ? イチローを残すことは全くもって非論理的だ」

 辛辣な見出しで批判の声を上げたのは、地元紙の「シアトル・タイムズ」。3A降格となった27歳の外野手エレディアが、課題の打撃で今季打率.310、OPS(出塁率+長打率).968をマークするなど絶好調だったことに言及し、「しっかり働ける27歳の選手を降格させ、ほとんど無益な44歳の選手を残すことにおける正当性は、ゼロである」と疑問の声をあげている。

まだ結果は出ていないが…「失敗だということははっきりと分かる」

 ジェリー・ディポトGMはMLB公式サイトの取材に対して、イチローをロースターに残した理由として、チームに好影響を与えるクラブハウスでの存在感の大きさなどを挙げていた。同紙は、同GMのこのコメントを紹介しつつ、ヘルナンデスやクルーズ、カノらベテランがチームに存在しているとし、「マリナーズはリーダーシップ(を発揮できる選手)に飢えているというわけではない」と追及する。

 もっとも、同GMはMLB公式サイトで「イチローがこの1か月半の間に若手選手たちだけでなく、クラブハウスで彼を非常に慕うベテランたちにもインパクトを与えていることについて、人々は理解していないと思う」と話していた。同紙の記事ではディポトGMのコメントから「彼を非常に慕うベテランたちにもインパクトを与えている」という部分は削られており、背番号51が豊富な経験を誇る選手たちにとっても大きな存在であるという主張が”無視”されている。

 記事では、スプリングトレーニングの時期にディポトGMが若手選手を必要としていたことを踏まえ「今回の決定はそういった方針と完全に矛盾している。そして、冷静なファンを困惑させるものとなった。彼らは一体何を考えているのだろうか」とも苦言。かなり感情的な部分も多くなっている。そして、これまでのイチローがマリナーズで残してきた功績を称えつつも、現状では44歳のベテランはチームを勝利に導くことはできないと指摘。結果が出るのはこれからのはずだが、「この決断が失敗だということははっきりと分かる。今、彼ら(ファン)が求めているものは他にある。勝利だ」と、早くも「失敗」と結論づけている。

 エレディアは最短で5月2日(日本時間3日)にアクティブ・ロースター復帰が可能だ。一方で、負傷から復帰した正左翼手のギャメルもここまで打率1割と苦しんでおり、このままの状態では決して安泰とは言えないかもしれない。背番号「51」は周囲を黙らせる成績を残すことができるのだろうか。(Full-Count編集部)

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