26年WBC韓国代表、大リーガー3人で「最強センターライン」になる エドマンの代表入りは「当然」韓国メディア
2025年4月23日(水)17時28分 J-CASTニュース
韓国スポーツメディア「韓国日刊スポーツ」(ウェブ版)は2025年4月22日、26年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の特集記事を組み、同大会に出場が期待される3人の現役大リーガーを取り上げた。
「MLBセンターライン登場にWBCが楽しみだ」
同メディアが注目したのは、韓国出身の大リーガーのキム・ハソン内野手(レイズ、29)と、「韓国のイチロー」ことイ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、26)。そして、韓国系米国人のトミー・エドマン内野手(ドジャース、29)だ。
キムは昨シーズンまでパドレスに所属し、ショートのレギュラーとして活躍した。大リーグ2年目のイは、センターのレギュラーの座を確保している。キム、イともに23年に開催されたWBCに韓国代表として出場し、26年大会の出場が見込まれている。
一方のエドマンも23年WBC大会に韓国代表として出場した。当時、カージナルスに所属しており、1次ラウンドでは、11打数2安打、打率.182、2打点と振るわなかった。
韓国系米国人のエドマンは、米国代表の選択肢もあることから、現時点で韓国代表入りは明言していない。
このような状況の中、「韓国日刊スポーツ」は「『普通の大リーガーではない』3年前より強くなった、MLBセンターライン登場にWBCが楽しみだ」とのタイトルで記事を展開した。
23年大会ではエドマンを「役に立たなかった」と酷評
記事ではエドマンのドジャースでの活躍に言及し、「世界的なスター選手の間で大活躍しているだけに、WBC韓国代表チームの合流は、当然視される雰囲気だ」との見解を示し、次のように戦力を分析した。
「イ・ジョンフ、エドマン、キム・ハソンと、韓国代表チームは最高のセンターラインを構築する。23年とラインアップは同じだが、経験と実力はさらに向上している。ベスト戦力で臨む26年大会がより期待される理由だ」
エドマンは、24年のシーズン途中にドジャースに移籍すると、スター軍団の中で頭角を現し、リーグチャンピオンシップシリーズMVPに輝くなどの活躍を見せた。
今シーズンはセカンドのレギュラーとして24試合に出場し、打率.272、8本塁打、19打点を記録。本塁打は、大谷翔平選手(30)の6本を上回っている。
ドジャースに移籍後、米国でも注目されるプレイヤーのひとりとなったが、23年大会では韓国メディアに打撃不振を酷評された苦い経験がある。
カージナルスの同僚で日本代表としてWBCに出場したラーズ・ヌートバー外野手の活躍もあり、韓国メディアは両者の成績を比較し、エドマンを「役に立たなかった」「期待外れ」などと酷評した。
26年WBC韓国代表入りが期待される中、エドマンはどのような選択をするのか。今後の動向に注目が集まる。