昨季は91敗最下位の西武、今季はしぶとい戦いぶりで「台風の目」他球団は警戒 待たれるエースの連敗脱出

2025年4月23日(水)16時27分 J-CASTニュース

昨年球団ワーストの91敗で最下位に低迷した西武が、2025年シーズンはしぶとい戦いぶりを見せている。

「得点力が上がれば台風の目になる可能性が十分にあります」

西口文也監督が就任し、開幕4連敗スタートを切った時は前途多難に見られたが、その後は盛り返している。

16日のオリックス戦(京セラドーム)から4連勝を飾り、貯金1に。その後、2連敗して借金1となったが、混戦模様のパ・リーグで勝率5割をキープすれば十分に勝機を見いだせる。

他球団の関係者は次のように警戒を口にする。

「西口監督は投手コーチ、2軍監督を務めて、チーム状況を把握しています。平良海馬を先発から抑えに配置転換し、外崎修汰を三塁にコンバートするなど適材適所の人材活用に長けている印象がありますね。今季はリーグトップの18盗塁を記録し、機動力を生かして得点を奪うというスタイルを明確に示している。投手力はもともといいですし、得点力が上がれば台風の目になる可能性が十分にあります」

昨年の西武は反発力に欠けていた。一度負けると歯止めがきかず、3、4月で8勝18敗と大きく負け越し。その後も借金を積み重ねた。

交流戦を前には松井稼頭央監督が休養し、渡辺久信GMが監督代行を務めたが、最後までどん底から抜け出せなかった。

キーマンは高橋光成

負け数を減らして、白星をいかに増やすか。

キーマンの1人が高橋光成だ。21年から3年連続2ケタ勝利を挙げるなどエースとして投手陣を引っ張っていたが、昨年は0勝11敗、防御率3.87と大誤算に終わった。

今季はここまで4試合登板で0勝2敗、防御率2.74と白星を挙げられていないが、投球内容はよくなっている。1つ勝てば状況はガラリと変わるだろう。常勝西武復権へ。昨年の悔しさを糧に、はい上がる。(中町顕吾)

J-CASTニュース

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