「賞金を自分の力で取っていく」 佐渡山理莉が“すぐに”アマ資格を放棄したワケ

2024年4月24日(水)16時10分 ALBA Net

佐渡山理莉はマイナビ ネクストヒロイン3年生(撮影:福田文平)

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<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー 第2戦 Sanrio Smile Golf Tournament 事前情報◇24日◇グリッサンドゴルフクラブ(千葉県)◇6247ヤード・パー72>

開幕戦の最終ホール。佐渡山理莉は2メートルのパーパットを決めた。「いままでは、緊張した場面であれくらいの距離が外れることが多かった。入れられたのは自信になりましたね」。クラブハウスリーダーに並んでホールアウト。プレーオフに望みを残したが、最終組の向井七海にかわされて2位に終わり、悔しさを募らせた。


2打目はフェアウェイからという絶好のポジションだったが、「バーディを狙っていた」という一打はグリーンに乗るだけになった。「打ち方も悪かったけれど、悪いライも重なって、とんでもないところにいきましたね」。そういって笑ったが、この第2戦では「優勝したい」とそのリベンジに燃えている。

昨シーズンを最後に多くの選手がツアーを“卒業”し、新たな風が吹き込まれた。開幕戦には17人が初出場。第2戦ではさらに8人が初めてツアーに参戦する。

同郷の沖縄からは伊波莉羅(いは・りいら)、島袋ひのといった“ルーキー”が今年から参戦。「ふたりとも同じアカデミーで練習していました。今年からアマチュア資格を外したみたいです。『ずっと外した方がいいんじゃない?』と言っていたけれど、本人の考えももちろんあって、今年から一緒に戦えることがうれしいです」。

2019年の最終プロテストで涙をのみ、佐渡山はすぐにアマチュア資格を外した。翌年1月には中国女子ツアーのQTを突破して、出場権を獲得。だが、コロナ禍により1試合も出場できなかった。

「頑張れば賞金をもらえるし、中国ツアーに行ける予定だったので『これから先が楽しみだな』という感じだったけれど、コロナでプレーできなかった。(アマ資格を)取らなければ良かったかなと思った時もあったけれど(笑)。後悔はしていないですね」

アマチュアであれば「日本女子オープン」などのビッグトーナメントや、推薦によって国内女子ツアーの出場も可能になる。「プロの試合で推薦をもらえるならばそういう経験もできる。それぞれ考え方があると思うけれど、賞金を自分の実力で取っていくという気持ちがある。いまは制度が変わっていますけど」。マイナビ ネクストヒロイン3年目を迎えているが、そんな思いもシーズンを戦い抜く励みになっている。

この第2戦は1日競技。18ホールの超短期決戦となれば、“爆発力”が大事になってくる。「難しいコースではあるので、耐えながらバーディを狙っていきたい。1日競技なので誰が出てくるかわからない。60台で回りたいですね」と今季初優勝を目指す。


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