巨人の新リーダー・門脇誠の強烈な存在感 ドラフト戦略に影響も!?

2024年4月24日(水)6時0分 ココカラネクスト

門脇の成長は今秋のドラフト戦略にも影響を与えそうだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 ペナントレース開幕から3週間あまり。阿部慎之助新監督率いる巨人は一進一退の攻防を繰り返し、様々なオーダーを試す中、手探りの中でチームの最適解を見いだしているようです。

 そんな中でも不動のショートとして強烈な存在感を発揮しているのが、プロ2年目の門脇誠遊撃手です。

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 スポーツ紙のプロ野球担当デスクが言います。

「東京新大学野球リーグに所属する創価大学でプレーしていて、大学時代は東京六大学や東都大学のドラフト候補に比べると、目立たない存在でした。しかし、その将来性に注目していたのが巨人のスカウト陣。大学生の内野手に数人の候補選手がいる中、当時の原監督も潜在能力を高く買って、4位指名で入団しました。ルーキーイヤーに一度も二軍に降格することなく、ペナントレースを完走した唯一の新人野手になりました。衰えの見えだした坂本勇人を三塁にコンバートできたのも、想像を超える門脇の成長があったからこそです」

 今季も4月17日の阪神戦で4打数4安打の固め打ちを見せるなど、上位打線の格として攻守に優れた働きを見せています。その門脇の進化によって、巨人のドラフト戦略にも影響が出ているのではと、前述のデスクは言うのです。

「元々、この秋のドラフトで巨人は明治大のアマ球界最強ショート・宗山塁内野手を狙うのではと予想されてきました。『ポスト坂本』としてスター性も抜群。『宗山が入ったチームは10年から15年、ショートは不要』とも言える逸材だからです。しかし、門脇の急成長でいわゆる『ポジション被り』の可能性が出てきた。ならば『ポスト岡本』として右の強打者、青山学院大の西川史礁外野手に行くのも一つの手ですし、先発完投型のサウスポーでローテ入りが期待できる関西大の金丸夢斗投手に行っても不思議ではない。門脇がニューリーダーとして君臨しているおかげで、ドラフト戦略の選択肢が広がったともいえます」

 こんな凄い選手をドラフト4位で獲得できたことが、奇跡中の奇跡。将来性を見定め、果敢に指名したスカウト部の功績も、称えられてしかるべきかもしれません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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