「風を友達にすることができている」阪神サトテル、今季ホームラン激増の要因は?球界OBの考察 「覚醒のきっかけ」「昨年との違い」

2025年4月24日(木)12時48分 ココカラネクスト

佐藤はリーグトップの7本塁打をマークしている(C)産経新聞社

 阪神の長距離砲、佐藤輝明がシーズン序盤から好調に飛ばしている。

 すでにここまで1試合2発を、2回記録。7本塁打は巨人、岡本和真と並びリーグトップ(23日現在)と存在感を示している。

【この差は何?】『昨年と比べて…』阪神佐藤輝明がHR量産!掛布さん以来のホームラン王誕生か?今年HRを量産している理由について語ります!【プロ野球】

 昨年は16本塁打とすでに4月中に昨季の半分の本塁打を放っていることになる。佐藤の状態に関して球界内からも考察の声があがっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は23日に自身のYouTubeチャンネルに「【この差は何?】『昨年と比べて…』阪神佐藤輝明がHR量産!掛布さん以来のホームラン王誕生か?今年HRを量産している理由について語ります!【プロ野球】」と題した動画を更新。佐藤の打撃の状態に関して独自の視点で考察を加えている。

 今季好調にホームランを量産している佐藤に関して高木氏は「最初のきっかけ」は今月3日のDeNA戦(京セラドーム)の8回に放った2号2ランだと見る。

 坂本裕哉の外角直球を逆らわずに左中間に持っていった。

 覚醒のきっかけは「あの1本流したホームランの感じがするよね」と高木氏。

 昨年までの佐藤であれば、同シーンで「引っ張りに行っていた」として「ただこういう場面だと外しかこない 外を引き付けて、反対方向に持っていった」と配球もしっかり読み切り、ホームランにつなげたことを評価した。

 さらに、この1本で「思考が変わっていった」可能性があると指摘。

 「1つのきっかけ、1つの打ち方の感触 あの1本というのはサトテルに(打撃開眼のきっかけを)もたらしたのかなという感じがするけどね」と同氏は推測する。

 実際に逆方向へのホームランが増えてきている。20日の本拠地・甲子園で行われた広島戦の2本のホームランもいずれも逆方向となった。

 高木氏も「掛布さんが言っているように 風を友達にするという」阪神の左の長距離砲に求められる条件も備わってきたとする。

 ルーキー時代から潜在能力の高さが認められてきた佐藤も今季がプロ5年目、経験値も上がり、球種、コースなど細かい配球まで頭に入れて打席に臨めていることも大きいとした。

 動画内ではほかの阪神のバッターについても言及している。

 最近は「4番・三塁」として攻守でチームをけん引している。佐藤の活躍がV奪回へのピースとなることは間違いない。背番号8の引き続きの快進撃を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「阪神」をもっと詳しく

「阪神」のニュース

「阪神」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ