白鵬にモンゴルを捨てさせる相撲協会の非情な姿勢

4月24日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

白鵬のモンゴル国籍離脱は日本国籍取得に向けた第一歩と見られています Photo:Rodrigo Reyes Marin/Aflo

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 横綱・白鵬が、モンゴルの国籍離脱を申請した、というニュースが報じられた。日本国籍取得に向けた一歩だという。


 このニュースに接し、一人の日本人として人間として、失望と怒り、そして申し訳ない気持ちにかられた。


 白鵬は「モンゴル国籍のまま相撲界に残りたいと希望している」と、数年前から伝えられていた。その思いを、なぜ日本相撲協会は叶えてあげないのか?


「モンゴル国籍は捨てたくない」

功労者・白鵬の思いを無視する相撲協会


 最近は何かと騒動の発端となる横綱だが、史上最多42回の優勝を重ね、平成19(2007)年7月場所に横綱昇進して以来10年以上、大相撲の看板を担い続けている。白鵬がいなければ、平成半ば以降の土俵はずいぶん寂しいものになっただろう。


 その功労者は、以前から「今後も相撲界にとどまりたいが、モンゴル国籍を捨てたくはない」と希望していた。それを拒否する理由は何だろうか?


 相撲は日本の国技だから指導と協会運営に携わる年寄(親方)は日本人でなければいけない、というのが、これまでに示されている理由だ。


 日本人でなければ日本文化は理解できない、他人に伝えることはできないという言い分。ならば、帰化すれば分かるとでも言うのか?


 日本国籍を取得すれば、白鵬の「一代年寄」を阻む壁はなくなる。


 引退後、白鵬が希望すれば「白鵬親方」が誕生する準備が整う。国籍を取得してもしなくても、白鵬は白鵬だ。形式的に高いハードルを防波堤にする意味が、この国際化、ボーダレスの時代に一体どんな意味があるのか。





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