ジュビロ磐田から完全移籍も退団？アンデルレヒト後藤啓介の現在「今の疑問は…」

　U20日本代表FW後藤啓介はアンデルレヒトのセカンドチーム（RSCAフューチャーズ）で結果を残し、2024年12月にジュビロ磐田からアンデルレヒトへ完全移籍移行。しかし、わずか半年でアンデルレヒトを退団する可能性が報じられている。

　現地紙『Het Laatste Nieuws』は4月23日、アンデルレヒトの補強戦略を特集。セルビア1部FKチュカリチュキからのFWミハイロ・ツヴェトコビッチ獲得に触れた上で、「ツヴェトコビッチの加入は他のストライカ−の去就に影響を与えるかもしれない」とリポート。その上で、「後藤はこの夏、アンデルレヒトを去るかもしれない。彼はベスニク・ハシ監督のもとで出場機会を得られなくなっている」と伝えている。

　現在19歳の後藤は2024/25シーズン前半戦に、ベルギー2部リーグ全13試合スタメン出場で5ゴール1アシストと結果を残すと、2025年1月26日のKVメヘレン戦では、ベルギー1部リーグ戦での初ゴールをマーク。トップチームでの活躍が期待されたが、2月以降はスタメン出場1試合、途中出場3試合。直近のリーグ戦5試合続けて出番が無い状況だ。

　また、『Het Laatste Nieuws』は後藤とアンデルレヒトの契約が2028年6月まで残っていることに触れた上で、「今の疑問は、アンデルレヒトが夏に後藤を期限付き移籍により放出するのか、それとも完全移籍により売却するのかだ」と綴っている。

　身長190cm超えという恵まれた体格を兼ね備え、次世代の日本代表を担う逸材として期待を寄せられている後藤。アンデルレヒトでのプレー時間が少ないだけに、出場機会を求めて欧州他クラブへ移籍する可能性は十分考えられる。