湘南下部組織出身・日本代表候補DF小杉啓太の移籍は?ユールゴーデンが方針示す
2025年4月24日(木)6時50分 FOOTBALL TRIBE

湘南ベルマーレ下部組織から海外移籍を果たしたU20日本代表DF小杉啓太は現在、スウェーデン1部ユールゴーデンIFの主力選手として活躍。欧州ビッグクラブやJリーグ方面からの関心が報じられる中、現地メディアがユールゴーデンIFの方針を報じている。
スウェーデンメディア『fotbolldirekt』は4月18日、ユールゴーデンIFとの契約を2027年12月まで残している小杉について「彼は複数のクラブからスカウトを受けている」と前置きした上で、「ユールゴーデンIFは今夏に彼を売却することを検討していない」とリポート。これによると、ユールゴーデンIF指揮官は小杉が少なくとも2025シーズンいっぱい残留すべきと考えており、条件に関係なく他クラブからのオファーを却下する方針だという。
小杉の去就を巡っては、以前、日本代表DF毎熊晟矢所属のオランダ1部AZアルクマール、FW上田綺世擁するフェイエノールト、バイエル・レバークーゼンからの関心が報じられていた。
また、スウェーデン紙『aftonbladet』が4月上旬、国外複数クラブのスカウトが視察に訪れる可能性や、ドイツ、オランダ、ベルギー、日本、韓国国内クラブからの関心を報道。一部のクラブが移籍金5000万〜6000万スウェーデンクローナ(約7.3〜8.8億円)を用意する可能性もあわせて伝えるなど、ステップアップ移籍実現への期待が高まっていた。
現在19歳の小杉は、2024年3月に湘南ベルマーレの下部組織からユールゴーデンへ移籍。同年9月から左サイドバックでレギュラーに定着すると、2025シーズンはここまでリーグ戦4試合中3試合でスタメン出場。2024/25シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグでは、10試合中9試合のスタメン出場で2ゴールと結果を残している。
先日、日本代表名波浩コーチによる視察、A代表の候補入りが報じられた小杉。10代ながらも、すでに欧州の舞台で存在感を発揮しているが、欧州5大リーグ挑戦はもう少し先の話かもしれない。