PK戦に及ぶ激戦を制したベティスが17季ぶり3度目の国王杯制覇!

2022年4月24日(日)9時48分 サッカーキング

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の決勝が23日にラ・カルトゥーハで行われ、ベティスとバレンシアが対戦した。

 先手を奪ったのは、今季限りでの引退を表明しているホアキン・サンチェスを最高の形で送り出したいベティス。11分に右サイドを駆け上がったエクトル・べジェリンがゴールライン際から上げたクロスにゴール前のボルハ・イグレシアスが頭で合わせてベティスが先制した。

 しかし、3シーズンぶり9度目の優勝を目指すバレンシアもすぐに1点を返す。30分に自陣の深い位置から2本のワンタッチパスで局面を打開すると、センターサークル付近でパスを受けたイライクス・モリバが、左サイドを駆け上がるホセ・ガヤを囮に使って前方のウーゴ・ドゥロにスルーパスを供給。オフサイドラインをギリギリで抜け出したドゥロはGKとの一対一を冷静に制し、試合を振り出しに戻した。

 迎えた後半の序盤はバレンシアが押し気味に試合を続け、サイド攻撃からゴールに迫るが、GKクラウディオ・ブラーボの牙城を崩すことはできない。対するベティスも徐々に反撃を見せ始めると、77分には左サイドでボールを持ったフアンミがドリブルで局面を高い。カットインから右足で放ったグラウンダーのシュートは左ポストを叩いた。

 結局、試合は1−1のまま延長戦に突入するが、その延長でも決着はつかずに勝敗はPK戦の結果に委ねられることに。先攻のベティスは5人全員が成功させてた一方で、後攻のバレンシアは4人目のユヌス・ムサが枠を外してしまい決着。PK戦に及ぶ激闘を制したベティスが2004-05シーズン以来となる17季ぶり、3度目の国王杯優勝を果たした。
 
【スコア】
ベティス 1−1(PK:5−3) バレンシア

【得点者】
1−0 11分 ボルハ・イグレシアス(ベティス)
1−1 30分 ウーゴ・ドゥロ(バレンシア)

サッカーキング

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