ユヴェントスがコッパ・イタリア決勝進出! ミリクの劇的弾でラツィオ撃破…鎌田大地は欠場
2024年4月24日(水)8時31分 サッカーキング
コッパ・イタリア準決勝セカンドレグが23日に行われ、ラツィオとユヴェントスが対戦した。
現在セリエAで7位のラツィオは、前半戦こそなかなかうまくいかないこともあったが、イゴール・トゥドール新監督の下で直近2試合は連勝中。コッパ・イタリアではラウンド16でジェノアを、準々決勝でローマを、どちらも1−0で破って準決勝まで辿り着いた。最後に優勝した2018−19シーズン以来、5シーズンぶりの決勝進出を目指し、ホームにユヴェントスを迎える。
一方のユヴェントスは、セリエAで一時インテルに肉薄する好調ぶりを見せながらも、2月以降徐々に黒星の数が増え、気が付けばミランにも抜かれて3位につけている。今季22度目の決勝進出を目指すコッパ・イタリアでは、ラウンド16でサレルニターナに6−1と大勝。準々決勝でもフロジノーネに4−0で快勝し、ベスト4入りを決めていた。
コッパ・イタリアは準決勝のみホーム&アウェイ方式での開催となる。今月2日にユヴェントスのホームで行われたファーストレグは、後半の序盤にフェデリコ・キエーザ、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの“両エース”がともに得点を挙げ、2−0でユヴェントスが先勝。2シーズンぶりの決勝進出へ向けて一歩前に出ていた。
ホームで逆転を狙うラツィオは、マテオ・ゲンドゥージ、フェリペ・アンデルソン、ルイス・アルベルトらがスターティングメンバーに並んだ。鎌田大地はメンバー外に。現地メディアの情報によると、直前の練習でふくらはぎの違和感が確認されたという。一方、ユヴェントスはグレイソン・ブレーメル、アドリアン・ラビオ、フィリップ・コスティッチらの主力が先発に名を連ねた。最前線ではキエーザとヴラホヴィッチがコンビを組む。
試合は立ち上がりの8分、キエーザの放ったシュートのこぼれ球をボックス左のスペースで引き取ったアンドレア・カンビアーゾが右足を振り抜き、湯ヴェントスがこの試合最初のチャンスを作る。だが、ラツィオは12分、L・アルベルトの蹴った左コーナーキックからバレンティン・カステジャーノスがヘディングシュートを沈め、先手を取る。セットプレーで2戦合計スコアを1点差に詰め寄った。
その後は両チーム攻撃に出る時間を作り、スリリングな場面もありながら時間が経過。ラツィオはボールを握りながら相手守備網の穴を探ったものの、決定機と呼べるようなチャンスをより多く作ったのはユヴェントスで、23分には巧みなパスワークでボックス左へ侵入すると、ラビオの浮き球パスを胸トラップしたキエーザが中央へ折り返し、最後はヴラホヴィッチがダイレクトで合わせる。見事な崩しから仕留めたかに思えたが、ここはGKクリストス・マンダスが立ちはだかった。
このままラツィオの1点リードで後半へ折り返すと、49分にはホームチームが攻撃へ転じる。右サイドでボールを持ったF・アンデルソンが中央へ預けると、敵陣中央で前を向いたL・アルベルトはワンタッチで背後のスペースへスルーパスを流し入れる。ブレーメル相手にうまく体を入れたカステジャーノスが右足でグラウンダーの一撃を突き刺し、ラツィオが追加点をゲット。2戦合計スコア上では同点に追い付いた。
ラツィオの勢いに飲まれるわけにいかないユヴェントスは56分、左サイドのスペースでパスを引き出したラビオがダイレクトでスルーパスを送り、抜け出したウェストン・マッケニーがうまく中央へ折り返す。ヴラホヴィッチが飛び込んでいたものの、ここはアダム・マルシッチに阻まれてフィニッシュまでは持ち込めない。
対するラツィオは58分、自陣でのボール奪取からF・アンデルソンが局面を打開するスルーパスを通すと、抜け出したカステジャーノスがGKと1対1のチャンスを迎える。だが、ループシュートはGKマッティア・ペリンに読まれてハットトリックとはならず。後にオフサイドフラッグも上がった。
このまま試合は終盤に突入。2戦合計スコアは2−2で、延長戦突入の可能性も視野に入れなければならない時間に入ったが、83分に再びスコアが動く。ユヴェントスはボックス右のスペースで、流れてきたクロスボールを拾ったティモシー・ウェアが、ファーストタッチからGKとDFラインの間に鋭い弾道のボールを蹴り込む。ファーサイドへ走り込んでいたアルカディウシュ・ミリクがダイレクトで押し込み、ユヴェントスが2戦合計スコアで勝ち越しに成功。途中出場の2人が躍動し、決勝行きへ近づいた。
試合はこのままタイムアップ。90分間を振り返ると、多くの時間帯で試合の主導権を握っていたのはラツィオだったが、準々決勝でハットトリックを達成していたミリクが準決勝セカンドレグでも大仕事をやってのけ、“ビアンコネロ”をファイナルの舞台へ導いた。
今シーズンのコッパ・イタリア決勝は5月15日に開催予定。勝利したユヴェントスは、アタランタ対フィオレンティーナの勝者とトロフィーを懸けて対戦する。
【スコア】
ラツィオ 2−1(2戦合計:2−3) ユヴェントス
【得点者】
1−0 12分 バレンティン・カステジャーノス(ラツィオ)
2−0 49分 バレンティン・カステジャーノス(ラツィオ)
2−1 83分 アルカディウシュ・ミリク(ユヴェントス)
現在セリエAで7位のラツィオは、前半戦こそなかなかうまくいかないこともあったが、イゴール・トゥドール新監督の下で直近2試合は連勝中。コッパ・イタリアではラウンド16でジェノアを、準々決勝でローマを、どちらも1−0で破って準決勝まで辿り着いた。最後に優勝した2018−19シーズン以来、5シーズンぶりの決勝進出を目指し、ホームにユヴェントスを迎える。
一方のユヴェントスは、セリエAで一時インテルに肉薄する好調ぶりを見せながらも、2月以降徐々に黒星の数が増え、気が付けばミランにも抜かれて3位につけている。今季22度目の決勝進出を目指すコッパ・イタリアでは、ラウンド16でサレルニターナに6−1と大勝。準々決勝でもフロジノーネに4−0で快勝し、ベスト4入りを決めていた。
コッパ・イタリアは準決勝のみホーム&アウェイ方式での開催となる。今月2日にユヴェントスのホームで行われたファーストレグは、後半の序盤にフェデリコ・キエーザ、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの“両エース”がともに得点を挙げ、2−0でユヴェントスが先勝。2シーズンぶりの決勝進出へ向けて一歩前に出ていた。
ホームで逆転を狙うラツィオは、マテオ・ゲンドゥージ、フェリペ・アンデルソン、ルイス・アルベルトらがスターティングメンバーに並んだ。鎌田大地はメンバー外に。現地メディアの情報によると、直前の練習でふくらはぎの違和感が確認されたという。一方、ユヴェントスはグレイソン・ブレーメル、アドリアン・ラビオ、フィリップ・コスティッチらの主力が先発に名を連ねた。最前線ではキエーザとヴラホヴィッチがコンビを組む。
試合は立ち上がりの8分、キエーザの放ったシュートのこぼれ球をボックス左のスペースで引き取ったアンドレア・カンビアーゾが右足を振り抜き、湯ヴェントスがこの試合最初のチャンスを作る。だが、ラツィオは12分、L・アルベルトの蹴った左コーナーキックからバレンティン・カステジャーノスがヘディングシュートを沈め、先手を取る。セットプレーで2戦合計スコアを1点差に詰め寄った。
その後は両チーム攻撃に出る時間を作り、スリリングな場面もありながら時間が経過。ラツィオはボールを握りながら相手守備網の穴を探ったものの、決定機と呼べるようなチャンスをより多く作ったのはユヴェントスで、23分には巧みなパスワークでボックス左へ侵入すると、ラビオの浮き球パスを胸トラップしたキエーザが中央へ折り返し、最後はヴラホヴィッチがダイレクトで合わせる。見事な崩しから仕留めたかに思えたが、ここはGKクリストス・マンダスが立ちはだかった。
このままラツィオの1点リードで後半へ折り返すと、49分にはホームチームが攻撃へ転じる。右サイドでボールを持ったF・アンデルソンが中央へ預けると、敵陣中央で前を向いたL・アルベルトはワンタッチで背後のスペースへスルーパスを流し入れる。ブレーメル相手にうまく体を入れたカステジャーノスが右足でグラウンダーの一撃を突き刺し、ラツィオが追加点をゲット。2戦合計スコア上では同点に追い付いた。
ラツィオの勢いに飲まれるわけにいかないユヴェントスは56分、左サイドのスペースでパスを引き出したラビオがダイレクトでスルーパスを送り、抜け出したウェストン・マッケニーがうまく中央へ折り返す。ヴラホヴィッチが飛び込んでいたものの、ここはアダム・マルシッチに阻まれてフィニッシュまでは持ち込めない。
対するラツィオは58分、自陣でのボール奪取からF・アンデルソンが局面を打開するスルーパスを通すと、抜け出したカステジャーノスがGKと1対1のチャンスを迎える。だが、ループシュートはGKマッティア・ペリンに読まれてハットトリックとはならず。後にオフサイドフラッグも上がった。
このまま試合は終盤に突入。2戦合計スコアは2−2で、延長戦突入の可能性も視野に入れなければならない時間に入ったが、83分に再びスコアが動く。ユヴェントスはボックス右のスペースで、流れてきたクロスボールを拾ったティモシー・ウェアが、ファーストタッチからGKとDFラインの間に鋭い弾道のボールを蹴り込む。ファーサイドへ走り込んでいたアルカディウシュ・ミリクがダイレクトで押し込み、ユヴェントスが2戦合計スコアで勝ち越しに成功。途中出場の2人が躍動し、決勝行きへ近づいた。
試合はこのままタイムアップ。90分間を振り返ると、多くの時間帯で試合の主導権を握っていたのはラツィオだったが、準々決勝でハットトリックを達成していたミリクが準決勝セカンドレグでも大仕事をやってのけ、“ビアンコネロ”をファイナルの舞台へ導いた。
今シーズンのコッパ・イタリア決勝は5月15日に開催予定。勝利したユヴェントスは、アタランタ対フィオレンティーナの勝者とトロフィーを懸けて対戦する。
【スコア】
ラツィオ 2−1(2戦合計:2−3) ユヴェントス
【得点者】
1−0 12分 バレンティン・カステジャーノス(ラツィオ)
2−0 49分 バレンティン・カステジャーノス(ラツィオ)
2−1 83分 アルカディウシュ・ミリク(ユヴェントス)