マイラーズCで新マイル王が誕生か。候補はキングカメハメハ産駒の2頭だ

4月24日(土)6時20分 Sportiva

 4月25日、阪神競馬場でGⅡマイラーズC(芝1600m)が行なわれる。
 このレースは、6月6日に開催されるGⅠ安田記念(東京/芝1600m)の前哨戦的な意味合いがあるレースで、2019年4着のインディチャンプ、2018年2着のモズアスコットなどが、同年の安田記念を勝利している。勝ち馬だけでなく、敗れた馬のレース内容もしっかり見ておくべきレースだ。
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過去4年の中では、2020年のインディチャンプ(GⅠ安田記念、GⅠマイルチャンピオンシップ)、2019年のダノンプレミアム(GⅠ朝日杯フューチュリティS)、2017年のイスラボニータ(GⅠ皐月賞)と、勝ち馬のうち3頭がマイラーズCまでにGⅠを勝利していた。だが、今年はGⅠ馬の出走がないため、"新星"の誕生が期待される。
"新星"というテーマにもっとも相応しいと思われる存在は、エアロロノア(牡4歳/栗東・笹田和秀厩舎)だ。

前走の武庫川Sを勝利したエアロロノア
 同馬は、昨年12月の1勝クラス(阪神/芝1800m)から3連勝中。前走の武庫川S(3勝クラス、阪神/芝1600m)は、上がり3F33秒1の鋭い末脚で鮮やかに差し切り、今年の「阪神/芝1600m」では3番目となる1分32秒1の好時計で走破している。今回のマイラーズCが、通算11戦目にして初の重賞レースになるが、今年のメンバーなら上位に食い込めるチャンスがありそうだ。
 父は名種牡馬のキングカメハメハ。産駒のホウオウアマゾン(牡3歳)は、このマイラーズCと同じ「阪神/芝1600m」で行なわれた4月17日のGⅢアーリントンCを勝利している。その他のキングカメハメハ産駒も、2015年朝日杯フューチュリティSのリオンディーズ、2015年桜花賞のレッツゴードンキ、2010年桜花賞のアパパネなど、阪神/芝1600m戦でのGⅠ勝利があり、相性のいいコースと言える。

 また、母の父ロックオブジブラルタルは、GⅠ英2000ギニーなどマイル戦5勝を含む欧州GⅠ7勝の名マイラーで、母の父としては日本でGⅠ2勝のミッキーアイル(父ディープインパクト。GⅠNHKマイルC、GⅠマイルチャンピオンシップ)を出している。さらに、祖母エアメサイアはGⅠ秋華賞の勝ち馬という良血で、近親にはGⅠ皐月賞、GⅠ菊花賞を勝ったエアシャカールがいる一流牝系でもある。
 今回のマイラーズCで一緒に走るエアスピネル(牡8歳/栗東・笹田和秀厩舎)は、同じ父を持つ4歳違いの叔父という間柄になる。
 エアスピネルは今年に8歳を迎えたものの、前走のGⅠフェブラリーS(東京/ダート1600m)で2着に好走して存在感を示した。芝のレースは2019年7月のGⅢ函館記念(13着)以来、約1年9カ月ぶり。しかし、GⅡデイリー杯2歳Sなど、重賞3勝はすべて芝マイル戦で、GⅠでもGⅠ朝日杯フューチュリティS、GⅠマイルチャンピオンシップで2着に入った実績がある。
 マイラーズCでは2017年に2着、2018年に3着と、いずれも1番人気に推されながら惜敗しているが、近走の充実ぶりを見る限り、ここで激走しても不思議はない。甥っ子の勢いも気になるが、叔父の奮起にも期待したいところだ。
 以上、今年のマイラーズCは、エアロロノアの新星誕生に期待しつつ、古豪エアスピネルの激走にも期待したい。


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