WRC:Mスポーツの若手エバンスのコドライバーがアルゼンチンで復帰

2018年4月25日(水)10時31分 AUTOSPORT web

 4月26〜29日に行われるWRC世界ラリー選手権第5戦アルゼンチンで、Mスポーツ・フォードのエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)のコドライバーにダニエル・バリットが復帰する。 


 長年エバンスとコンビを組んでいるバリットは3月に行われた第3戦メキシコの高速セクション走行中に起きたクラッシュで軽い脳しんとうを起こしたため、第4戦ツール・ド・コルスの欠場を余儀なくされていた。

エバンスはコドライバーのバリットが欠場を余儀なくされたため、WRC第4戦ツール・ド・コルスではフィル・ミルズ(左)とタッグを組んだ


 そのためエバンスはツール・ド・コルスで、ペター・ソルベルグとコンビを組みWRCチャンピオンに輝いたフィル・ミルズとタッグを組んで参戦。急きょのパートナー変更だったにもかかわらず、総合5位を獲得している。


 1戦の休養を経たバリットは第5戦アルゼンチンに向けたメディカルチェックをクリア。エバンスが2017年にわずか0.7秒差でWRC初勝利を逃したイベントに、コンビを再結成して臨む。


「(コドライバーの)ダン(ダニエル・バリット)が完全に回復してイベントに復帰できることがうれしい」とエバンス。


「ここには、僕らふたりにとって特別な思い出がたくさんあるんだ。2015年に初めて表彰台を獲得した場所で、昨年は優勝にかなり近いところまでいった」


「あれは受け入れ難い敗北だったけれど、それで僕らはより強くなった。今年もまたトップリザルトに挑戦したいと思っている」


「今シーズンはベストな出だしとは言えない。だけど、今週こそ好転させるつもりだ。コルシカでの着実な結果と、アルゼンチンにダンが戻ってきてくれたことで、いい結果を出すことにフォーカスしたチャレンジを楽しみにしているよ」


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