「ローテ投手は4人いれば御の字」阪神先発陣の台頭に球団OBも賛辞!「安定した投手を揃えている」

2023年4月25日(火)18時4分 ココカラネクスト

先発陣の安定感には岡田監督も手応えを感じているだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今季、開幕から上位に位置し、一時は首位にも立つなど好スタートを切った阪神。岡田彰布監督復帰のシーズンともあって、例年以上の注目度を集め、確かな結果も残している。

 ここまで、いくつもの好調の要因が挙げられる中、投手陣で台頭著しい存在としてファンの視線を浴びているのが今季プロ3年目の村上頌樹だ。初先発となった4月12日の巨人戦で7回をパーフェクトに抑え、一躍その存在がクローズアップされることに。次の登板となった22日の中日戦では9回を投げ抜き、2安打無失点でプロ初完封、初勝利を手にした。先発陣の新たな柱としての期待が寄せられている。

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 開幕投手で白星を挙げた青柳晃洋が2戦目以降苦しんでおり、西純矢も不振により二軍降格、さらにリリーフでも湯浅京己が登録を抹消されるなどネガティブな話題が続いている。その中でも村上をはじめとする先発陣は厚みを感じさせており、球団OBからも阪神ピッチングスタッフへの信頼を寄せる声が挙がっているようだ。

 現役時、阪神のリリーフエースとして1985年の日本一獲得に貢献し、引退後は投手コーチも務めた中西清起氏がYouTubeチャンネル『中西清起の虎の穴チャンネル』を4月24日に更新、その中でここまでの先発陣についての印象を語っている。

 中西氏は好パフォーマンスを続けている村上のピッチングに対し、初勝利を挙げた22日の中日戦まで四球が無い点などを称えながら「どのボールもコントロールが良い。昨年に比べて球速や回転数も上がっている」と分析。その上で「安定した投球内容を続けている」と評している。

 加えて、今季ソフトバンクから加入の大竹耕太郎も現在まで2度の先発で2勝を記録している点を挙げ「やはり新しい戦力が加わらないとチーム力は上がってこない」と見解を述べており村上、大竹の活躍を強調した。

 さらに中西氏は、エースとして君臨してきた青柳の不振などにも触れながら現在の先発陣について「村上、大竹、西(勇輝)、才木(浩人)と先発ローテとしてクオリティスタートを望める、安定した投手を揃えている」と指摘し、続けて「ローテーションピッチャーが4人いれば御の字。他球団では良くても2〜3人がほとんど。(対戦カードが)5球団と当たった現段階で先発陣はまあまあ、機能しているなという感じはしますね」と語り、古巣の先発投手の現状に表情を緩ませていた。

 セ・リーグは上位4球団による混戦が続いており、阪神の次戦は巨人を甲子園に迎えてのゲームとなる。ここまで目覚ましい活躍を披露している阪神先発陣が、今季2度目となる伝統の一戦でもそのポテンシャルを見せつけ、チームにさらなる勢いを与えるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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