海外記者たちを沸かせた「怪物の一言」 井上尚弥の“最高のセリフ”に米絶賛「たちまち場の雰囲気が一変した。彼はスターだ」

2025年4月25日(金)7時0分 ココカラネクスト

米記者に対して余裕のセリフを返した井上。(C)Lemino/SECOND CAREER

 ボクシング界の“怪物”が、米メディアを沸かせた。

 来る5月4日(現地時間)に米ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦を控えるボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、現地時間4月24日に米ロサンゼルスに上陸。直後に同市内のウェストサイド・ボクシング・クラブで公開練習を実施し、集まった海外メディアの取材に応じた。

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 一挙手一投足に熱視線が注がれた。ミット打ちをはじめ、シャドーボクシング、重めのサンドバッグ打ちを消化した井上は、時差による疲れを感じさせないキレのある動きを披露。集まった記者陣の関心を集めた。

 そんな中で、井上の米記者に対する応答が話題となった。

 練習後の囲み会見の場で米格闘技専門サイト『Fights ATW』の記者で、全米ボクシング記者協会のメンバーでもあるエイブラハム・ゴンサレス氏から「なぜジュント・ナカタニと戦うのか?」と問われた井上は「皆さん、この試合を見たいですか?」と逆質問で切り返す。

 これにゴンサレス氏だけでなく、周囲の米記者たちが一斉に「YES!」と回答。すると、ニヤッと笑った井上は「だからです」と強調。自信をうかがわせる笑みを浮かべながら余裕の応対を見せたのだ。

 この大物ファイターの風格を漂わせる洒落たやり取りに他の米メディアも相次いで反応。『Yard Barker』は「色眼鏡をかけたイノウエがジムに足を踏み入れると、たちまち場の雰囲気が一変した。彼はスターだ」と指摘。その上でゴンサレス氏とのやり取りについて「短く、甘い言葉だったが、イノウエは自身の答えで多くを語っていた」と回想し、来春に予定されている中谷戦への期待を寄せた。

「若く、ハングリーな複数階級制覇王者であるナカタニとのスーパーファイトは、単に気合を入れるだけでなく、イノウエのレガシーに大きな刻印を押す一戦となる。また、この試合は日本ボクシング史に残る最も重要な出来事の一つとなるだけでなく、世界中の熱心なファンが熱心に追いかけている低体重階級の伝説に新たな彩りを添えることになる」

 余裕もかまして見せた井上。カルデナスと対峙するラスベガスでの一戦は21年6月以来となるが、当人に気負いはない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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