デ・ブライネのビラ移籍進展で、リバプールはロジャーズを獲得できる?
2025年4月25日(金)12時30分 FOOTBALL TRIBE

マンチェスター・シティに所属するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネの今2024/25シーズン限りでの退団は、多くの関係者やファンにとって意外な展開となった。プレミアリーグ内での移籍を否定していないデ・ブライネには、いくつかのクラブが関心を寄せているとされ、アストン・ビラがその1つであることがさまざまなメディアで報じられている。
『スカイ・スポーツ』の報道によると、ビラは現在、フリー移籍となるデ・ブライネ獲得の可能性について内部で協議を進めているとのことだ。そしてこの動きがリバプールにとって好都合に働く可能性があることがリバプールに特化したメディア『Anfield Watch』で伝えられている。リバプールはビラのFWモーガン・ロジャーズを高く評価しており、デ・ブライネがビラに加入すればモーガンが市場に出される可能性が高いことが要因だ。
ビラは直近2シーズンで2億ポンド(約378億円)の損失を計上しており、プレミアリーグの「利益と持続可能性規則」により、3年間で許容される損失額1億500万ポンド(約198億円)を大きく超えている。このため、高額な売却による財政調整が必要となる可能性がある。
現在ビラにレンタル中のFWマーカス・ラッシュフォードや、獲得が噂されるノルウェー1部ローゼンボリ・バルクルブのMFスべレ・ニーパン、そしてデ・ブライネといった選手を同時に獲得する計画があるならば、ロジャーズの売却は現実的な選択肢となるだろう。
リバプールは、MFドミニク・ソボスライと競い合える中盤の人材や、FWルイス・ディアスに代わるウイングの獲得を検討しているとされる。ロジャーズはトップ下と左ウイングの両方でプレー可能であり、プレミアリーグでも実績を残している。さらに22歳という年齢を考慮すれば、さらなる成長も見込め、1億ポンド(約189億円)といわれる移籍金も未来への投資とも考えられる。
このように、デ・ブライネのビラ移籍が進展すれば、リバプールがロジャーズを獲得できる可能性が高まる構図が浮かび上がっており、今後の成り行きに注目が集まっている。