マンC所属のなでしこ長谷川唯が受賞したFWF・アワードとは?

2025年4月25日(金)12時0分 FOOTBALL TRIBE

長谷川唯 写真:Getty Images

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の中心選手であり、 ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のマンチェスター・シティに所属するMF長谷川唯が、4月23日にフェスティバル・オブ・ウィメンズ・フットボール・アワード(FWF・アワード)において、年間最優秀ミッドフィルダー賞を受賞した。


 授賞式は23日にロンドン中心部で開催されたが、長谷川は28日に開催されるレスター・シティとの一戦に向けた準備のため出席できず、映像を通じて感謝の言葉を寄せた。


 このFWFアワードは、女子サッカーの草の根からトップレベルまで、選手や監督だけでなく、クラブ、スポンサー、医療・グラウンドスタッフ、地域活動に関わる多様な人々の貢献を称えるために2025年に創設された新たな表彰イベントであり、今回が初開催となる。


 主催のフェスティバル・オブ・メディア創設者のジェレミー・キング氏は、自身が地元クラブで女子チームを立ち上げた経験をきっかけに、競技の不平等と成長の可能性を強く感じ、構想に至ったという。賞のカテゴリは幅広く、ピッチ上のパフォーマンスだけでなく、スポンサーシップや地域貢献、フィジオや整備スタッフなどを対象とした部門も設けられている。


 また、パートナー企業から得た収益の10%を女子サッカーに再投資する仕組みも導入されており、イベントそのものが競技の持続的な成長を支える構造となっている。ロンドンで行われた初回授賞式は、表彰に加えてバーチャルリアリティや360度セルフィーなどの体験型企画も展開されるなど、新たな女子サッカー文化の発信拠点として注目された。


 なお、受賞に対してシティの公式ホームページでは「シティのすべての関係者が、長谷川唯の年間最優秀ミッドフィルダー賞受賞を心から祝福している」とのメッセージが掲載されており、クラブとしての正式な祝意が示されている。

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