太田格之進がただひとりの2分切り。スーパー耐久第2戦鈴鹿はクラフトバンブーAMGがポールポジション獲得
2025年4月26日(土)20時37分 AUTOSPORT web

4月26日、三重県の鈴鹿サーキットでENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第2戦『SUZUKA S耐』の公式予選が行われ、ST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー/太田格之進/ジェイデン・オジェイダ)が総合ポールポジションを獲得した。
3月末にモビリティリゾートもてぎで開幕した2025スーパー耐久シリーズ。第2戦が行われる鈴鹿サーキットには、ST-TCR、ST-2の2クラスをのぞく8クラス計52台がエントリーし、まずは26日(土)14時から始まった予選に臨んだ。
気温20度のくもり空のもと、Aドライバーからスタートした予選では、総合ポールポジションを争うST-Xの777号車D’station Vantage GT3の星野敏がトップタイムを記録。2番手には33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3のリー・ジェフリー、3番手には666号車seven x seven PORSCHE GT3RのBANKCYが続いた。
その後のBドライバー予選で速さをみせたのは33号車の太田格之進で、唯一の2分切りとなる1分59秒058をマーク。Aドライバーとの合算の結果、0.678秒差で33号車Craft-Bamboo AMGがポールポジションを獲得した。そして合算タイム順で総合2番手には777号車D’station Vantageが、総合3番手には666号車seven x seven PORSCHEが続くトップ3となった。
ST-Xに次ぐタイムを記録したST-1は、2号車シンティアム アップル KTMに乗る井田太陽と加藤寛規が合算タイム4分17秒310を記録し、47号車D’station Porsche 992の星野辰也と浜健二の合算タイムを上回ってクラスポールポジションを手にした。
GT4マシンで争われるST-Zは、HIRO HAYASHIと平中克幸が乗り込んだ885号車シェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2が4分19秒805の合算タイムでクラス最速に。2番手には52号車埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2、3番手には26号車raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4が続いている。
ST-3は、39号車エアバスター WINMAX RC350 TWSが合算でトップに立っていたが、JAF国内競技車両規則第6章第3条2.1.5『コーナーと交差部の補強違反』として予選タイムが抹消され、15号車岡部自動車フェアレディZ34がクラスポールポジションを獲得。2番手には同チームの16号車が続いた。
ST-4では66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RFが、エントリーの多いトヨタGR86勢を上回ってクラスポールポジションを獲得。次ぐGR86勢では41号車エナジーハイドロゲン EXEDY GR86がクラス2番手に立っていたが、JAF国内競技車両規則第6章第3条2.1.5『コーナーと交差部の補強違反』として予選タイムが抹消され、3号車ENDLESS GR86が2番手、884号車シェイドレーシング GR86が3番手を確保した。
ST-5は、2025シーズンより駆動方式によってクラスが分かれており、リヤ駆動のST-5Rでは88号車村上モータースMAZDAロードスターが、フロント駆動のST-5Fでは4号車THE BRIDE FITがそれぞれクラスポールポジションを手にしている。
そして、自動車メーカーの開発車両が走るST-Qには4台がエントリーしており、4台すべてがST-3クラスに次ぐタイムを記録。クラス最速は、2024年型から改良が加えられた61号車SUBARU HighPerformanceX Future Conceptとなり、4分34秒820で総合23番手につけた。
明日4月27日(日)は、5時間の決勝レースが11時00分からスタートする予定だ。