トヨタ、日産、ホンダなどの自動車関連企業も医療用具の生産に着手「命に関わるモノづくりは簡単なことではないが・・・」

4月26日(日)17時0分 ココカラネクスト

 新型コロナウイルス感染拡大が世界的に進むなか、F1チームが人工呼吸器の開発をしていることが話題となったが、日本の自動車関連の企業も医療用具などの生産に動きだしている。

4月10日に会見した日本自動車工業会会長の豊田章男トヨタ自動車社長(トヨタ自動車提供)

「命に関わるモノづくりは簡単なことではない」


 4月10日には自動車工業4団体による合同会見が行われ、日本自動車工業会会長の豊田章男トヨタ自動車社長が自動車メーカーによる人工呼吸器の製造について「自動車も人命に関わる製品ですので命に関わるモノづくりが、どれだけ難しいかを我々は理解しています。簡単なことではありません。まずは、医療機器を作っている方々のところに行き、その生産を一つでも増やせるような、生産工程の改善など、我々のノウハウが活かせるサポートを始めてまいります」とのメッセージを発した。

 トヨタでは愛知県の貞宝工場で、試作型による医療用フェイスシールドの生産を進めており、週500〜600個程度から、生産を目指している。同社系の部品メーカーの東海理化(愛知県)も工場のある愛知県豊田市に自社製作品などを寄付した。トヨタのグループ企業のデンソーやトヨタ紡織でも社内で必要なマスクを自社生産している。

日産自動車製の医療用フェイスシールド(日産自動車提供)

 日産自動車も、モータースポーツ活動を行う子会社のNISMOと共同で医療用フェイスシールドを生産すると発表。NISMOがレーシングカーのパーツ製作に使用している3Dプリンターを活用してフレームを製作する。

 ホンダも5月末を目指して、ものづくりセンター栃木、鈴鹿などの国内事業所で医療用フェイスシールドを生産し、医療現場への無償提供を実施する予定だ。

 スズキはインドで人工呼吸器やマスクなどの生産を始めると発表した。現地子会社マルチ・スズキがインドのメーカーと人工呼吸器を共同生産する。防護服も別の現地メーカーとの合弁会社で製作する。

 スーパーGTやスーパーフォーミュラに参戦するトムスも光触媒技術を活用した菌・ウイルス除去スプレーを5月上旬に発売すると発表。使い捨てマスクに噴きかけて再利用することもできる。カビ・ウイルス対策事業を手掛けるハーツリッチとの共同開発。酸化チタンや銅イオン、銀イオンを添付した光触媒技術により、菌やウイルスを99.99%除去できるという。

 個人では元全日本F3ドライバーで車いす生活者向けのアパレルグッズのファッションデザイナーを務める長屋宏和氏がデニム地を使った手作りマスクを生産中。「問い合わせも多く、岡山の工場でもデニムマスクを生産するようになった」と話している。

[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

ココカラネクスト

「自動車」をもっと詳しく

「自動車」のニュース

「自動車」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ