「再発で復帰時期は再び不透明に」ド軍スネルが左肩違和感でブルペン投球回避 指揮官は悪化否定も専門サイトは悲観的
2025年4月26日(土)6時10分 ココカラネクスト

スネルの復帰はいつになるのか(C)Getty Images
負傷者リスト(IL)からの復帰を目指すドジャースのブレイク・スネルが、予定していたブルペンでの投げ込みを回避したと報じられた。現地時間4月22日に左肩の違和感を訴えたことで、翌日の投球練習を行わなかったと、専門サイト『Dodgers Nation』が伝えている。
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スネルはここまで開幕からの先発登板は2度にとどまっており、今月6日に左肩の炎症のため15日間のIL入りとなったことが発表された。サイヤング賞2度の実績を持ち、ドジャースとは5年1億8200万ドルの大型契約を結ぶなど、先発陣の軸としての活躍が期待されていた。
同メディアでは、デーブ・ロバーツ監督がスネルの現状について語ったコメントも掲載。「深刻な状態ではない」と明かしている他、「球団としてスネルに伝えているのは、シーズン後半が重要だということ。少しでも違和感があるなら、無理をせず立ち止まろうということだ」と投球回避に至った理由を述べている。
また、シーズン序盤であることを踏まえ指揮官はスネルについて、「今のカレンダーを考えれば、私は全く心配していない」と強調する。
同メディアは、スネルの故障の具合などについて説明するロバーツ監督の冷静な見解を伝える一方で、「現在ドジャースには、スネルを含む12人の投手が15日または60日のILに登録されている」と指摘。また、「先発のタイラー・グラスノーも最近の登板で足の痙攣に見舞われたが、登板を回避する予定はないとされている」と説き、今月21日のレンジャーズ戦で発生した右腕の“アクシデント”にも触れながら、投手陣の現状に懸念を示す。
さらにスネルの今後にも言及しており、「ロバーツ監督は当初、スネルが今週中にマウンドに戻れる可能性があると話していたが、今回の再発により復帰の時期は再び不透明となった」と綴り、今季3度目の登板が遠のいたと訴えている。
シーズン序盤にして、離脱者や緊急降板も目立ってきているドジャース投手陣。現在まで燻ぶり続けてきている数々の不安要素は、昨季中盤以降に見舞われた先発陣の“野戦病院化”再現への予兆となってしまうのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]