読売や東京ヴェルディを意識?G大阪戦でのFC東京チャントが話題
2025年4月26日(土)10時23分 FOOTBALL TRIBE

明治安田J1リーグ第12節のFC東京対ガンバ大阪が、4月25日に開催。FWイッサム・ジェバリ(G大阪)のゴール取り消し、飯田淳平主審によるオフサイド判定が話題を呼ぶ一方で、FC東京ゴール裏で歌われた一部チャントにも注目が集まっている。
G大阪戦におけるFC東京ゴール裏では、プロ野球・東京ヤクルトスワローズの応援歌である『東京音頭』の歌詞を一部変えたチャントをサポーターが熱唱。その時の様子がXでアップされているが、歌詞の一部に「読売くたばれ」というフレーズが盛り込まれれている。
FC東京のライバルクラブである東京ヴェルディは、かつて読売サッカークラブという呼称だったが、読売新聞社は1998年に同クラブの経営から撤退している。このような過去があるだけに、「読売くたばれ」というフレーズに、東京Vを煽る意味が込められている可能性を指摘する声が挙がっている。
また、このチャントにはサッカーファンのみならず、プロ野球ファンも反応。読売巨人軍を意識した投稿も相次ぐ一方で、他チームを攻撃するような言葉に対する否定的な意見も相次ぐなど、一部フレーズの是非を巡り議論が白熱している。
2023シーズンに東京VがJ1へ昇格して以降、両クラブ間のライバル意識は強くなる傾向に。2025年の東京ダービーでも、試合前からクラブが調布市、調布警察署、Jリーグなど関係各所と連携・協力し、不法・違法行為および迷惑行為の防止に努めている。
ダービーで対戦するクラブへの敵意を前面に押し出すような要素を求める声がある一方、必要以上に煽る行為を受け入れたくないスポーツファンが一定数存在することは確かだ。