ブラジル代表チッチ元監督がメンタルヘルスのため指導者キャリアを休止

2025年4月26日(土)13時0分 FOOTBALL TRIBE

チッチ監督 写真:Getty Images

 ブラジル代表の指揮官を2016年から2022年まで務めたチッチ監督。ブラジル1部コリンチャンスとの契約が間近とされていたが、4月22日に心身の不調を理由に無期限のキャリア中断を表明した。


 インドメディア『Sportstar』によれば、コリンチャンスとの契約交渉は順調に進み、22日には契約締結とチーム指導開始が予定されていたが、身体が発するサインや家族との対話を通じて、自らの限界を認める決断に至ったという。


 チッチ監督は現在63歳。昨2024年9月30日にブラジル1部のフラメンゴから解任されて以降、監督としての活動は行っていなかった。同メディアによれば、サンパウロへの移動を控えた前夜、住居のあるリオデジャネイロで不安発作を起こしたようだ。


 本人は「自分が人間として脆い存在であることを理解し、それを認めることでより強くなれる」と語っており、指導者としての情熱は失っていないものの、「今は自分をケアすることが最優先だ」として現場から一時的に距離を取る考えを示したことが伝えられている。


 なお、コリンチャンスは、4月17日にラモン・ディアス監督を解任し、チッチ監督との契約に近づいていたことを認めた。クラブ側も、チッチ監督が契約書に署名し、そのままチームの指導を開始する予定だったと明らかにしている。

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