堂安律の「オランダキャリア」はどうなる? 小野、本田ら先人が残した足跡を辿る
2018年4月26日(木)14時48分 サッカーキング
■小野伸二(フェイエノールト)
浦和レッズでの活躍を評価され、2001年にフェイエノールトへ加入した。初年度から持ち前の技術の高さを披露し、リーグ戦30試合に出場するなど主力に定着。さらにヨーロッパリーグ制覇を経験するなど、輝かしい成績を残して後輩たちにレールを敷いた。
2001−02 リーグ戦30試合3ゴール
2002−03 リーグ戦29試合7ゴール
2003−04 リーグ戦24試合2ゴール
2004−05 リーグ戦25試合7ゴール
2005−06 リーグ戦4試合0ゴール
■平山相太(ヘラクレス)
高校時代に“怪物”と称された平山は、プロキャリアをオランダでスタートさせる。入団先のヘラクレスでいきなり8ゴールをマークするなど存在感を発揮。才能の高さを証明した。しかし、翌シーズンは新監督の信頼を掴めず、ほぼ試合に出ることがないまま日本へ帰国することとなった。
2005−06 リーグ戦31試合8ゴール
2006−07 リーグ戦1試合0ゴール
■本田圭佑(VVVフェンロ)
オランダでの生活は降格という苦い経験から始まったものの、2部に戦いの場を移して状況は一変する。背番号「10」を背負い豪快なミドルシュートでネットを揺らしたかと思えば、華麗なFKでもゴールを量産。リーグ年間最優秀選手賞を獲得するとともに、チームを1年での昇格に導く。その後も活躍を続け、2010年の冬にCSKAモスクワへ旅立った。
2007−08 リーグ戦14試合2ゴール
2008−09 リーグ戦36試合16ゴール(2部)
2009−10 リーグ戦18試合6ゴール
■吉田麻也(VVVフェンロ)
09−10シーズンにVVVへ入団するも、いきなり左足首を骨折する重傷を負い、加入初年度の出場機会は0だった。心機一転望んだ翌シーズンに出場機会を増やし、11−12シーズンには主力に定着。その後、活躍の場をイングランドのサウサンプトンへ移すこととなった。
2009−10 リーグ戦0試合0ゴール
2010−11 リーグ戦20試合0ゴール
2011−12 リーグ戦32試合5ゴール
2012−13 リーグ戦2試合0ゴール
■宮市亮(フェイエノールト、トゥエンテ)
イングランドの名門アーセナルに才能を見初められると、1月にフェイエノールトへ武者修行に出る。初挑戦のオランダにすぐさまフィットし、左ウィングから数々のチャンスを作り出した。シーズン終了後にアーセナルへ戻ったものの故障を繰り返し、再起を期したトゥエンテへの移籍も満足いくものではなかった。
2010−11 リーグ戦12試合3ゴール
2014−15 リーグ戦10試合0ゴール
■安田理大(フィテッセ)
ファーストシーズンから監督の信頼を得て、後半戦15試合に出場。日本代表復帰も果たす。定位置を奪取すると翌年もレギュラーとしてプレーし、チームをリーグ戦7位に押し上げる原動力となった。しかし最後のシーズンは出場機会を失い、ジュビロ磐田へ完全移籍した。
2010−11 リーグ戦15試合0ゴール
2011−12 リーグ戦23試合0ゴール
2012−13 リーグ戦7試合0ゴール
■カレン・ロバート(VVVフェンロ)
ロアッソ熊本に完全移籍した5カ月後に舞台をオランダに移す。残留のかかったプレーオフで2試合連続ゴールを決めるなど、チームの救世主として活躍した。かつて本田が背負っていた背番号「10」を身につけて挑んだ翌シーズンは28試合に出場。その後12−13シーズン終了後にタイへ移籍した。
2010−11 リーグ戦15試合2ゴール
2011−12 リーグ戦28試合3ゴール
2012−13 リーグ戦26試合2ゴール
■大津祐樹(VVVフェンロ)
ドイツで思ったような成績を残せず、12年にVVVへの移籍を決断。加入初年度からリーグ戦22試合に出場したものの、チームは降格の憂き目にあってしまう。背番号を「10」に変えて臨んだ翌シーズンでは、右足アキレス腱断裂の重傷を負い後半戦を欠場。2014年の12月に古巣柏レイソルに復帰することが決まった。
2012−13 リーグ戦22試合1ゴール
2013−14 リーグ戦20試合4ゴール(2部)
2014−15 リーグ戦8試合1ゴール(2部)
■太田宏介(フィテッセ)
当時28歳にして初の海外移籍を決断。冬の移籍市場でフィテッセへ入団したのち、後半戦だけで16試合に出場した。翌シーズンは出場機会を失ったこともあり、2017年に古巣であるFC東京へ復帰を果たす。
2015−16 リーグ戦16試合0ゴール
2016−17 リーグ戦10試合0ゴール