キングス・リーグ主催のピケがボリビアに対し問題発言…ボリビアの市長は「シャキーラを招待する」などと反論

2024年4月26日(金)21時47分 サッカーキング

キングス・リーグを主催するピケ氏(左)と元パートナーのシャキーラ氏(右)[写真]=Getty Images

写真を拡大

 キングス・リーグを主催する元バルセロナ所属スペイン代表DFジェラール・ピケ氏によるボリビアへの問題発言に対し、同国コチャバンバ市の市長を務めるマンフレッド・ビジャ氏が連日ブラックジョークを交え反論しているようだ。26日、ボリビアメディア『レッド・ウノ』が報じた。

 2022年11月に発足した7人制サッカーのキングス・リーグは、往年の名プレーヤーや影響力を持つインフルエンサーがチームを率い、毎節ゲストプレーヤーとして元プロ選手・現役選手が参加している。これまで元ブラジル代表MFロナウジーニョ氏やアル・ヒラル所属のブラジル代表FWネイマールら有名選手も参戦し、スペイン語圏の若者の間で人気が急上昇している。

 そんなキングス・リーグのトークセッションで、アルゼンチン人女性歌手のマリア・ベセーラ氏が近くボリビアでショーを行う予定であると発言。するとピケ氏は笑いながら「ボリビア?クソみたいだな」と発言。マリア・ベセーラ氏は「やめてよ。私はこれからボリビアでショーをするんだから。みんなこの発言を聞いているんだよ」と言い、同席していた他の複数インフルエンサーなども一斉にピケ氏の発言をたしなめた。

 しかし、ピケ氏は制止の声を無視し、「人々はスペインのバルセロナやサンタンデール、マドリードみたいな場所を楽しみにしている。ボリビア?クソだ」と追い打ちをかけた。

 ボリビアではそんなピケ氏の言動が問題視され、特にマリア・ベセーラ氏がボリビアでショーを行うアリーナを擁するコチャバンバ市のマンフレッド・ビジャ市長は連日ピケ氏に反論をした。

 ビジャ市長はコチャバンバ市の郷土料理であるピケ・マチョ(一口大の牛肉、野菜、フライドポテトなどを炒めた“ピケ”と呼ばれる料理の大サイズ)を前に、「このピケは本当にマチョ(大きい)で本当においしい。最初から最後まで楽しめて、裏切ることがない(ピケ氏は別の女性と浮気をして元パートナーのシャキーラ氏を裏切り、破局したことを意識した発言)。是非、コチャバンバで実食して欲しい」とコメント。シャキーラ氏が浮気をしたピケ氏を口撃した歌詞で世界的ヒットソングとなった『ミュージック・セッションズ, Vol. 53』をBGMにしたショート動画を制作した。

 そしてビジャ市長は別の日にも報道陣を前に「ピケ氏の差別発言に失望している。それぞれの国が誇りや可能性、敬意を持っている」と話し、続けて「ピケ氏の残念な言動を考慮し、ピケ氏の元パートナーであるシャキーラ氏もこの街のアリーナに招待するつもりだ。シャキーラ氏は大歓迎を受けるだろうし、ここでは(ピケ氏とは違い)あなたを裏切らない」と、ピケ氏の元パートナーであるシャキーラ氏に対しボリビア訪問を呼びかけた。

 さらに、ピケ氏の問題発言のきっかけとなってしまったマリア・ベセーラ氏がショーのためにコチャバンバ市に到着すると、ビジャ市長は「明日のベセーラさんのお披露目イベントで、とてもジューシーでおいしい郷土料理『ピケ』を提供したい。彼女が実際にそれを味わってもらえるようにね」と語り、繰り返し皮肉を交えたブラックジョークでピケ氏の発言に反応した。

サッカーキング

「リビア」をもっと詳しく

「リビア」のニュース

「リビア」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ