国王杯出場を明言も…レアル、審判団への不満を強調「敵意と憎悪が示された」

2025年4月26日(土)9時31分 サッカーキング

[写真]=Getty Images

 レアル・マドリードは25日、コパ・デル・レイ(国王杯)決勝をボイコットするつもりはないことを明らかにした。

 26日にレアル・マドリードとバルセロナによるコパ・デル・レイ決勝が予定されているなか、一時開催が危ぶまれる事態となった。イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、この試合に向けて『レアル・マドリードTV』は24日に担当主審であるリカルド・デ・ブルゴス・ベンゴエチェア氏らに関する特集動画を公開。この中で同氏が担当した試合の勝率はレアル・マドリードが64パーセントだったのに対し、バルセロナが81パーセントもあるという信じられない違いがあることを紹介したほか、同氏の手腕を疑問視し、誤審とされる映像も公開した。

 そして、翌25日に前日会見に出席したデ・ブルゴス・ベンゴエチェア氏は、『レアル・マドリードTV』が公開した動画について聞かれると、「自分の子供が学校に行って、他の子供たちに父親を『泥棒』と罵られて泣きながら帰宅するなんて、本当にひどい話だ」などと涙ながらに語った。

 これを受けたレアル・マドリードは直後に怒りの声明を発表し、「審判団が本日行った公式声明を容認できない」と綴りながら、審判団の変更を要求した。

「これらの声明はレアル・マドリードTVのような表現の自由で保護されているメディアが決勝の24時間前に計画的に参加者の1人に対して作成したビデオを驚くべき形で注目を集めさせた。そして、改めて審判団がレアル・マドリードに対して明白な敵意と敵対心を持っていることが示された」

「さらに驚くべきことは、世界中の何億人もの人々の注目を集めるサッカーイベントのわずか数時間前に、審判団の結束をほのめかす脅迫的な口調で、公平性、客観性、そして公正性の原則からかけ離れた措置や行動を発表したということだ」

「事態の重大性に鑑み、レアル・マドリードはRFEFの責任者が、審判員はそれに応じて行動し、自らが代表する機関の名誉を守るために適切な措置を講じることを期待する」

 このことにより、スペイン紙『マルカ』などによると、レアル・マドリードは前日会見や練習、関係者の前日ディナーといったスペインサッカー連盟(RFEF)の公式行事に一切参加せず。さらに、担当主審の変更が認められなければ、試合をボイコットする可能性も浮上していた。

 しかし、その後にレアル・マドリードは再び声明を発表し、「ここ数時間で広まった噂を踏まえ、レアル・マドリードは明日の決勝戦への出場を拒否することは決して考えなかったことをお伝えする」と決勝戦には出場する意向を明らかにしたものの、改めて審判団への不満も強調した。

「当クラブは、決勝戦の24時間前に行われたこの試合の審判団による不適切かつ遺憾な発言が、何億人もの人々が観戦する世界的に重要なスポーツイベントを汚すものではないことを理解している。また、セビージャへの旅を計画しているすべてのファン、そしてすでにアンダルシア州の首都にいるすべての人々に対しても敬意を払う」

「レアル・マドリードは決勝戦の審判団が本日再び当クラブに対して敵意と憎悪を示したにもかかわらず、サッカーの価値観が優先されなければならないことを理解している」

サッカーキング

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