「本当の平成最後のGI」香港の2レースで本命を突き崩す注目馬は?

4月26日(金)7時17分 Sportiva

 4月28日、日本では平成最後のGIとして天皇賞・春が行なわれるが、同日に香港のGI2競走の馬券が日本でも発売される。泣いても笑っても、馬券が買える”本当の平成最後のGI”のため、大きく夢を追いたいところだ。


昨年のクイーンエリザベス2世Cで3着に入ったイーグルウェイ

 まず、短距離GIのチェアマンズスプリントプライズ(沙田・芝1200m)から。このレースにはGI香港スプリント(沙田・芝1200m)を連覇中のミスタースタニング(せん6歳)と、昨年の同レースの3着馬で、続くGIセンテナリースプリントカップ(沙田・芝1200m)を制したビートザクロック(せん5歳)が地元代表として立ちはだかる。

 ミスタースタニングはデビュー以来の24戦で11勝、2着7回、3着3回、着外3回。ビートザクロックは20戦して7勝、2着8回、3着5回という成績からも、この2頭の安定感がとてつもないことがわかる。しかし、この2頭が前走のGIIスプリントC(沙田・芝1200m)で揃って敗れたように、つけいるスキがないわけではない。人気薄の馬が一角を崩すだけでも好配当が期待できる。

 その2頭をスプリントCで破ったラタン(せん5歳)も、2強が前でやりあった”漁夫の利”という見方もできる。そもそもこのラタンと、同じ香港勢で同レース4着のピンウースパーク(せん6歳)はマイル志向の馬だったが、マイル戦線にはビューティージェネレーションという”怪物”がいるために矛先を変えてきた、というやや後ろ向きな経緯がある。そういった馬が人気になるようであれば、逆に疑いの目を持ちたい。

 そこで注目するのが、ニュージーランドから遠征のエンゾーズラド(せん6歳)。通算28戦して7勝、2着5回、3着3回、着外13という成績で、直近5レースでは7着→1着→7着→1着→7着と安定感はないものの、GIに限れば2戦2勝と勝負強い。その2つのGIは、昨年と今年のテレグラフH(ニュージーランド/トレンサム・芝1200m)なのだが、昨年が74倍、今年が33倍というオッズでの勝利で、まさに”人気薄でこそ”という馬だ。

 昨年から前走までの9戦ではわずかに3勝だが、敗れた6戦はいずれも斤量が130ポンド(約59キロ)以上で、勝った3戦は122ポンド(約55.5キロ)、126ポンド(約57キロ)、128ポンド(約58キロ)だった。今回は126ポンドのため斤量面での条件もバッチリ。さらに前々走のテレグラフHを勝ったときに記録した1分6秒95は、日本でも簡単にお目にかかれない好タイムであることにも注目したい。

 そして正真正銘の平成最後のGI、クイーンエリザベス2世C(沙田・芝2000m)は、地元香港で2つのGIを含む3連勝中のエグザルタント(せん5歳)、昨年のGI香港カップ(沙田・芝2000m)2着のディアドラ(牝5歳)、GI香港ヴァーズ(沙田・芝2400m)2着のリスグラシュー(牝5歳)の3頭が、日本のオッズでは人気になると考えられる。

 ディアドラはGIドバイターフ(UAE/メイダン・芝1800m)で4着。リスグラシューは今年初戦のGII金鯱賞(中京・芝2000m)でダノンプレミアムに次ぐ2着と、それぞれ前走をいい形で使ってきているだけに、かなりの人気になるのは間違いない。

 しかし、ここはあえて日本の”第3の馬”ウインブライト(牡5歳)を穴で狙いたい。日本のオッズではおそらく4〜5番人気だと思われるが、ディアドラも出走したGII中山記念(中山・芝1800m)を1分45秒5の好タイムで勝利している。目下の充実ぶりからも、本来ならもっと上位の人気でもおかしくない。


現地で調整を行なうウインブライト

 これまでの重賞5勝はすべて右回り。GIを除けば右回りの重賞ですべて連対しており、8着だった2017年4月のGI皐月賞(中山・芝2000m)は0秒5差、9着だった昨年11月のGIマイルチャンピオンシップ(京都・芝1600m)も0秒4差と、大きくは負けていないのだ。

父ステイゴールドは引退レースである2001年の香港ヴァーズで有終の美を飾り、母の父アドマイヤコジーンも同年のGI香港マイル(沙田・芝1600m)で僅差の4着と、コース適性の血を両親から引いている点も魅力。さらに、香港勢のタイムワープ(せん6歳)とグロリアスフォーエバー(せん5歳)、イギリスのエミネント(牡5歳)が引っ張る流れを追走する展開になりそうなのも、ウインブライトにとっては利のほうが大きい。

 さらにもう1頭、穴馬として推奨したいのが香港のイーグルウェイ(せん6歳)だ。昨年のこのレースも現地で22倍、日本のオッズで62.5倍の人気薄ながら3着に突っ込み、波乱を演出した。同馬は、昨年10月のGIIシャティンT(沙田・芝1600m)では211倍で3着、前走のGIIチェアマンズT(沙田・芝1600m)も46倍で2着とたびたび波乱を演出している。

 ムラっ気が多く、今回も人気にならないのは確実。しかし昨年11月には、GIIジョッキークラブC(沙田・芝2000m)をコースレコードで勝っているように、目下の充実ぶりは特筆すべきものがある。前走も単に1600mという距離が嫌われただけのこと。距離が延長されるクイーンエリザベス2世Cで、昨年の再現、あるいはそれ以上の結果も期待できそうだ。

Sportiva

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