阪神 伝統の一戦で敗れた裏にささやかれる「見えないミス」

2023年4月27日(木)12時10分 ココカラネクスト

打線を組み替えてきた岡田監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は26日の巨人戦(甲子園)に4−8と敗れた。

 エース・西勇輝の乱調が誤算だった。初回、相手4番の岡本和真に適時打を許すなど立ち上がりにつかまると、3回9安打5失点。今季自己最短KOと巨人打線にたたみこまれた。

【動画】阪神先発の西勇輝が初回から相手4番の岡本和真に適時打を許したシーン

 それでも打線は5回に戸郷翔征を攻略。不振が続く佐藤輝明にも待望の1号が飛び出し、5連打で1点差に迫るも、8回に左腕・岩貞祐太が代打・長野久義に3ランを浴びて力尽きた。

 ここ最近はつながらない打線に岡田彰布監督も手を打った。2番に梅野隆太郎、6番に佐藤輝を起用など大幅に打線を組み替えて臨むも、その代わった打順の梅野がことごとく好機をつぶすなど、勝機に結び付けられず。

 また敗戦の裏には記録に現れないミスも響いた。2点を追う3回には一死一塁から好調な大城卓三のライナー性の痛烈な打球を、右翼を守る島田海吏がスライディングキャッチを試みるも後逸(記録は三塁打)。難しい打球ではあったが、守備のほころびから相手に流れを渡すプレーともなった。

 さらに1点を追う8回一死二塁の場面でもオコエの三塁線への打球を佐藤輝がはじいて、後逸。失策が記録された。勝負どころでミスが出ては勝てない。この回、長野の3ランにつながってしまった。

 打線では当たりが出ていたノイジーが3試合音なしと下降気味なのも気になるところ。ここにきて青柳、西勇とチームの柱である2人の先発投手に負けがついているのも不安を募らせる。

 現在2位とまったくあせる時期ではないが、先を見越した起用に定評のある岡田監督が次はどんな手を打ってくるのか。引き続き、注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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