3安打も飛んだまさかの叱咤 痛恨だった大谷翔平の“判断ミス”を米解説が糾弾「ミスだ。ショウヘイは走る必要があった」
2025年4月27日(日)16時0分 ココカラネクスト

判断ミスで得点機を逸する形となった大谷。(C)Getty Images
連敗を脱する快勝劇だった。現地時間4月26日、本拠地でパイレーツと対戦したドジャースは8-4で勝利。4-4で迎えた8回裏にテオスカー・ヘルナンデスの勝ち越しソロ本塁打を含む4得点で相手を引き離した。
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終盤戦の打線爆発で、苦しい3連敗を食い止めたドジャース。球場全体が高揚感に満ちた一戦では、「1番・指名打者」で先発し、2本の長打を含む3安打を放った大谷翔平に手厳しい指摘も飛んでいた。
得点機での“失態”だった。ドジャースが1点のビハインドを追っていた7回1死一塁の状況で、相手左腕ケレブ・ファーガソンから左中間への同点適時二塁打を放った大谷は、直後に三盗も成功。ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンへと続く流れで好機も演出した。
しかし、ベッツが四球で出塁して1死一、三塁となった局面で背番号17はミスを犯す。
フリーマンが一塁へ高く跳ねるゴロを放つと、相手一塁手ジャレッド・トリオロはベースを踏んで打者走者をアウトにし、すかさず二塁に送球。一走だったベッツがタッチアウトとなったのだが、三走の大谷はスタートを切れずに三本間に停滞。タッチプレーとなったベッツがアウトになる前に本塁に到達していれば、勝ち越しだったが、併殺を見守る形でイニングは終了となった。
一塁線への打球に飛びつきながら捕球したトリオロがベースを踏んだかはわかりづらく、判断を迷う場面ではある。実際、三塁コーチャーのディノ・エベル氏も大谷にゴーサインは出していない。それでも通常はゴロゴー。打球が前に転がった時点で本塁に突っ込むべきケースであった。
些細な問題ではあるが、大谷の選択ミスにはドジャースOBからも手厳しい声が飛んだ。米スポーツ専門局『Sports Net LA』で解説を務めたオーレル・ハーシュハイザー氏は「このプレーには多くのミスがあった」とバッサリ。「ショウヘイは走る必要があったということだ。それはダブルプレーする時にも守備陣は注意を払う必要があるからだ。もし彼がしっかりと走れば、ホームに投げさせることができたかもしれない」と嘆いた。
チャンス拡大の場面を逸してしまった大谷の走塁ミス。球団レジェンドからも追及されたプレーだけに、本人がどう捉えているかは気になるところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]