電撃引退の可能性も指摘!? サウジGPで同僚と30秒差と苦心。不振に喘ぐ40歳ハミルトンに“F1重鎮”が辛辣批判「もう無理だ」

2025年4月27日(日)7時0分 ココカラネクスト

マシンに馴染めず、苦悩し続けているハミルトン。(C)Getty Images

 キャリアの岐路に立つカリスマレーサーにシビアな意見が飛んだ。今季にF1のメルセデスからフェラーリへ移籍したルイス・ハミルトン。しかし、開幕から成績不振に陥る40歳は、早々と今シーズン限りで退団する可能性が浮上している。

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 メルセデスに2013年から13年間在籍したハミルトン。フェラーリでも経験を生かした早期フィットが見込まれたが、新型マシンに対する適応に苦心。今季第2戦の中国グランプリ(GP)のスプリントレースでこそ優勝したが、そのほかでは10位、失格、7位、5位、7位と低調なパフォーマンスに終始。7位に終わった直近のサウジアラビアGPでは、表彰台に上がった同僚のシャルル・ルクレールから約30秒差をつけられる苦しいレースを余儀なくされていた。

 最盛期から過渡期に入っているハミルトン。そんな40歳のカリスマには、F1の酸いも甘いも知る重鎮からも辛辣な批評が飛んでいる。

 英衛星放送『Sky Sports』のポッドキャスト番組「Backstage Pit Lane」に出演したラルフ・シューマッハ氏は「今の彼はとにかくマシンをコントロールできていない」と糾弾。「ランド・ノリス(マクラーレン)については、よく語られているが、彼に関してはそれよりさらにひどいと思っている」と断じた。

 さらにイタリアの超名門においてハミルトンが「完全に迷走している」と指摘するシューマッハ氏は、実体験をもとに、こう続けている。

「今、彼が本当に崩れ落ちているのが分かる。もうリソースがなくなり、さらに遅くなってしまったら、すべてを失う。私は今のような状態が続けば、もう楽しくないってことは分かる。そしてある時、彼は朝起きてこう考えるんだ。『なぜ自分はこんなことをしているんだ? もう楽しくない、もう無理だ。自分がチームの邪魔をしている』とね。そして彼は思うんだ。『もう40歳だし。お金持ちだし、もうこんなことはしたくない』と」

 ハミルトンにシビアな現実を突きつけたシューマッハ氏。だが、偉大な功績を残してきた名レーサーを一方的に断じるわけではない。彼は復権への期待も寄せている。

「正直、ここまで極端な結果になるとは思ってもみなかった。ただ、中国での彼はコースとマシンが自分に合えば、すぐに結果を出せることも示した。まだ何かが起こるはずだ」

 結果が残せず、苦悩の日々を送るハミルトン。早くもフェラーリ退団や電撃引退の可能性が浮上するベテランは、今まさに真価を問われている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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