引退リカルド・サントス激白!セレッソ大阪が「心に残るクラブ」と思うワケ
2025年4月27日(日)7時57分 FOOTBALL TRIBE

ウタイターニーFC所属FWリカルド・サントスは、4月27日に行われるタイ1部リーグ戦をもって現役引退。かつてセレッソ大阪やファジアーノ岡山に在籍していたブラジル人アタッカーが、ラストマッチを前に引退を決断した理由やC大阪に対する特別な思いを語っている。
スウェーデンメディア『Fotbolldirekt』で26日に掲載されたインタビュー記事によると、サントスは「20年以上プロサッカー選手としてプレーを続けたけど、今が引退する時だと思った。人生の中で特別なものを終えるとなれば、ここ(ウタイターニーFC)で終えなければならないと思っていた。2024/25シーズンは膝のケガに悩まされた。チームも若返り、やや難しかった」などと、引退の背景を説明。これまで様々なクラブでプレーしていきたが、その中でもC大阪が特別である理由をこう述べている。
「(C大阪加入時は)当時J2だったし、J1へ復帰して何かを勝ち取りたいと思っていた。僕たちはJ1昇格を成し遂げた。そして昇格1年目には、カップ戦で2つのタイトルを獲得した(天皇杯とYBCルヴァンカップ)。それまでC大阪は一度も優勝経験がなかったし、僕はこのクラブの歴史の一部になったんだ」
「今でもC大阪サポーターがタイまで試合を見に来てくれるしね。C大阪はプレシーズンでタイに来ることが多いけど、その時は僕も宿舎に行って挨拶しているよ。僕のプロキャリアの中で素晴らしい時間だった。C大阪はこれからも僕の心に残るクラブだよ」
現在38歳のサントスは、北欧の複数クラブや中国の貴州人和を経て、2016年にC大阪へ加入。来日1年目にリーグ戦32試合の出場で5ゴールと、J1昇格に貢献した。また、2017シーズンはリーグ戦で9試合の出場にとどまったものの、ルヴァン杯では10試合の出場で4ゴールと、カップ戦優勝の原動力になった。
2018年4月にC大阪から岡山へ移籍し、同シーズン限りで岡山を退団したサントス。2019年以降はタイ国内でのプレーが続いていたが、今でもなお日本のサッカーファンの間で評価されている。