横浜FMはACLEでアル・ナスルに完敗…野々村チェアマンの過去発言が話題

2025年4月27日(日)9時51分 FOOTBALL TRIBE

野々村芳和氏 写真:Getty Images

 横浜F・マリノスは4月27日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で、サウジアラビア1部アル・ナスルに1-4で敗北。FWクリスティアーノ・ロナウドやFWサディオ・マネらスター選手擁する強豪クラブ相手に地力の差を見せつけられたが、野々村芳和Jリーグチェアマンによる過去の発言が話題になっている。


 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、2022/23シーズンに浦和レッズが決勝でサウジアラビア1部アル・ヒラル相手に2試合合計2-1で優勝。5月12日にJリーグ公式YouTubeチャンネルで公開された「ののチャンネル」では、野々村チェアマンは浦和のタイトル獲得を祝ったが、その中で「別に日本のチームであのチームと打ち合って全然やれるところはあると思う。良いチームであることは間違いないし面白いサッカー見せてくれるけど、特別圧倒的に向こうだなっていうような感じではないんじゃないかな」と述べていた。


 アジアの舞台で、Jリーグクラブが中東勢と互角に戦えるとの見解を示した野々村チェアマンだが、横浜FMはアル・ナスルに完敗。マネやロナウドから追加点を奪われるなど、前半から苦しい戦いを強いられていた。それだけに、試合後にはXで同チェアマンの一部発言内容が拡散。あくまでも浦和対アル・ヒラルを見た時の印象について語っているものであるが、それでも日本のサッカーファン等からは、チェアマンの見通しが甘いとの指摘が相次いでいる。


 ただ一方で、野々村チェアマンが浦和のACL制覇の時点で、今後AFC主催大会でサウジアラビア勢がアドバンテージを得る可能性を警戒していた。2022/23シーズンの時点で、ACLでの外国人枠は「3」だったが、翌シーズンから「5」に拡大。2024/25シーズンから外国人枠が撤廃されてるが、同チェアマンは「中東などお金のあるクラブはもっと強くなるかもしれないね。こういうことを考えておかないと、Jリーグのクラブも大変になる」と危機感をあらわにしていた。


 また、横浜FMが2025シーズンのJ1リーグで最下位に低迷。スティーブ・ホーランド監督を解任し、パトリック・キスノーボ氏が暫定監督に就任してから、およそ1週間後のサウジアラビア遠征だった。横浜FMのチーム状況もアル・ナスルを後押しした格好であるだけに、一概に野々村チェアマンの過去の発言内容が間違いだとは言い切れないかもしれない。

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