F1エントリー拒否に「気分を害した」とマリオ・アンドレッティ。GMに他チームとの提携を要求したことにも立腹
2024年4月28日(日)7時30分 AUTOSPORT web
マリオ・アンドレッティは、アンドレッティ・グローバルのF1世界選手権へのエントリーを拒否するというF1の決定に今も不満を表している。彼は、アンドレッティは競争力を持てないだろうというコメントに怒りを感じており、ゼネラルモーターズ(GM)との提携についてのF1の判断にも異議を唱えた。
昨年、すでにFIAはアンドレッティ・グローバルのF1へのエントリーを承認していた。しかし今年1月、2026年にグリッドでの地位を確保するための申請をフォーミュラワン・マネジメント(FOM)が却下したことから、そのフリーパスはチームから奪われた。
だがチームオーナーのマイケル・アンドレッティはひるんでいない。最近シルバーストンにオープンした、現在のF1レギュレーションを満たすシャシーの製造に特化した最先端施設は、彼らのコミットメントを実証するものだ。
「実は気分を害していた」と、マリオ・アンドレッティは先週末にロングビーチで『AP』に語った。
「正直に言うが、我々はそのように扱われるいわれはないと思う」
「これはシリーズに向けた多額の投資であり、彼らは歓迎するものと思うだろう。シリーズの価値でさえ、10チームよりも11チームの方がより高くなるので、私には理解できない。何が間違っているのか教えてほしいものだ」
モータースポーツ界のレジェンドで、1978年のF1世界チャンピオンであるマリオは、FOMがアンドレッティに適切なパワーユニットを供給するGMの能力に疑問を投げかけたのみならず、GMに対しアンドレッティ以外のチームと提携するよう要求したことにさらに腹を立てた。
「さらなる不快な発言があった。物事を進めたのは我々だし、GMは『アンドレッティか、無しかだ』と繰り返し言ったが、それでも(F1)は押し切ろうとした」
「正直なところ、私には理解できない底意がある。だが、彼らが血を求めているなら、準備はできている」
アンドレッティ家はFOMに対して憤りを感じているが、両者は来週マイアミで会合を持つ。そこで彼らは不満を発散する機会を得て、うまくいけば多くの質問に対するより完全な回答を得ることができるだろう。
「彼らとのミーティングは1回だけだった。それが問題だ。十分ではない。だからこそ、私は次回のミーティングをとても歓迎しているのだと思う。話し合おうではないか。途中で何度か機会を逃したが、我々は後ろではなく前を向く必要がある」
「このことに向けた努力を決してやめることはないので、私は希望を持ち続けている。我々の仕事が順調に進んでいることが明らかになった。ただ話をしているわけではないことが分かるだろう。チームがすでにシルバーストンに拠点を持っていることも示した」
「我々はこう言おうとしている。『あなたがたが求めることは何でもする。何であろうと行うつもりだ。何か考えがあるのなら、教えていただきたい』とね。だが彼らは、『あなたがたに来てほしくない、きまりの悪い思いをしてほしくない』といった言い訳以外の話をまだ我々にしていない」
「しかし、我々はきまりの悪い思いをしたくない。実際、ゼネラルモーターズはこのプロジェクトに興奮していることを非常に明確にしている。彼らは長期的にコミットしている。あと他に我々に何ができるのか、私にはわからない」
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