ドジャース3Aキム・ヘソン、ライバルのパヘス打棒「大爆発」に韓国メディア悲痛...「球団が望むシナリオ通り」
2025年4月28日(月)11時55分 J-CASTニュース
大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するアンディ・パヘス外野手(24)の活躍に、韓国メディアが危機感を募らせている。
ライバルは打率1割台から.277に急上昇
ドジャースは2025年4月28日(日本時間)、本拠地ドジャースタジアムでピッツバーグ・パイレーツと対戦し、9−2で快勝した。
パヘスは「6番・レフト」で先発出場し、5打数4安打1本塁打4打点と大爆発し、チームの勝利を導いた。
初回、1死3塁のチャンスでレフト前にタイムリーヒットを放った。5回には、1塁にフレディ・フリーマン内野手(35)を置いて2ラン。6回には2死1、2塁の場面でレフト前にタイムリーヒットを放ち、ダメ押しとなる9点目が入った。
パヘスは開幕から打撃不振が続き、打率は一時、1割台に低迷していた。
ここ5試合、打撃が好調で、20打数13安打3本塁打6打点を記録し、打率は.277まで上昇。出塁率と長打率を合わせたOPSは.861まで上がった。
パヘスの活躍に対して、韓国メディアが危機感をあらわにしている。
現在ドジャース傘下の3Aでプレーする韓国出身キム・ヘソン内野手(26)とライバル関係にあることから、大リーグ昇格を目指すキムにとってパヘスは、超えるべき大きな壁となっている。
「キム・ヘソンは本当にヤバい」
韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「キム・ヘソンは本当にヤバい ライバルのパヘスが4安打・ホームラン・4打点大爆発...ドジャースの勝利を導く」とのタイトルで記事を公開。
「スターニュース」(ウェブ版)は、「『キム・ヘソンライバル』最近3試合で10安打、打率0.100→打率0.277『急上昇』」とのタイトルで、キムの大リーグ昇格に危機感を募らせた。
同メディは、「シーズン序盤の不振な成績にもかかわらず、球団はパヘスを待つという計画を伝えた。デーブ・ロバーツ監督は4月16日、『パヘスに最低150打席を与える予定』と明らかにした。ある程度余裕のあるチャンスを与えた後、次のシナリオを決定するという意思を伝えたが、パヘスが見事、期待に応えたのだ」と解説した。
そして、こう続けた。
「当時、米国メディアは、パヘスの打撃向上がなければ、キム・ヘソンが昇格の1番手だと伝え、『キム・ヘソンがドジャースに必要な活力源になる可能性はある』としたが、結局、キム・ヘソンの招集にはもう少し時間が必要な見通しだ。ドジャースが望むシナリオ通りにパヘスがリバウンドに成功し、キケ・ヘルナンデスとクリス・テーラーも着実に出場して自分の役割を果たしているからだ」
昨オフに韓国プロ野球(KBO)からポスティングシステムを利用してドジャースに入団したキム。3Aで開幕を迎え、課題の打撃を克服しつつあり、懸命に大リーグ昇格をアピールしているが、現時点で昇格のチャンスは訪れていない。