レ軍デュラン 過去の自殺未遂をガ軍ファンから野次られファンと乱闘未遂 ガ軍が試合後に声明発表し謝罪
2025年4月28日(月)9時44分 スポーツニッポン
◇ア・リーグ レッドソックス13—3ガーディアンズ(2025年4月27日 クリーブランド)
レッドソックスのジャレン・デュラン外野手(28)が27日(日本時間28日)、敵地でのガーディアンズ戦に「1番・左翼」で先発出場。4安打1打点の活躍を見せて13—3の大勝に貢献したが、試合中に敵地ファンから卑劣な野次を飛ばされ、乱闘騒ぎになる場面があったと複数の米メディアが報じた。
地元局などによると、デュランが過去にドキュメンタリー番組で自殺未遂があったことを告白。それについてファンがデュランに野次を飛ばしたようだと伝えた。
米メディアによると、7回の打席を迎えた際にファンからデュランに野次が飛んだ。これに激高したデュランは7回終了後にスタンドに向かって突進。野次を飛ばしたファンに向かって激しい口調で抗議する場面があった。試合後、デュランは「チームメート、コーチ、そして自分を支えてくれるファンなど、素晴らしいサポートスタッフに囲まれている」と制止してくれた同僚や審判団に感謝の言葉を述べた。
このファンの行動をガーディアンズも問題視。試合後に謝罪の声明を発表する事態に発展した。ガーディアンズは「本日の試合中にレッドソックスの選手とファンの間で発生した、ファン行動規範に違反する状況を認識しております。問題となっている行為の重大性を認識し、このような行為を非常に深刻に受け止めております。レッドソックス球団、当該選手、そして周辺地域のファンの皆様にお詫び申し上げます。現在、この状況に対応しております。問題のファンを特定し、今後の対応についてメジャーリーグベースボールと連携してまいります。レッドソックスは、来場選手とファンの皆様に最高の体験を提供することに尽力しておりますが、本日はそれがかないませんでした」と謝罪した。