阪神・岡田顧問 藤川監督にエール「ドンと構えて采配を。勝っている時に、いらんことをしたらあかん」
2025年4月28日(月)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神1—2巨人(2025年4月27日 甲子園)
体調を崩して甲子園開幕などのセレモニーを欠席し、22日に退院したばかりの阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)が、ABCテレビの特別ゲストとして解説を務めた。23年に監督として球団史上2度目の日本一に導いた85年の日本一戦士が、恩師でもある吉田義男さんの追悼試合で、元気な姿と声を届けた。
全員が背番号23をつけた伝統の一戦で「身長的に(吉田さんと同様に小柄な)伊原が一番似合っていた。実は(自身の)入団の時にはまだ永久欠番じゃなくて23が空いていて、23という選択肢もあった」と裏話を披露。「打線は左3人並ぶより、森下3番の方が良い。佐藤輝はいいスタートやけど、まだ先は長い。調子の波を少なくしないと。12球団の4番で佐藤輝だけが死球がない。そんなに厳しいインコースが来ていないということ」などと現状を分析した。
酸素吸入器も持参しての球場入りだったが、熱い岡田節は健在だった。藤川監督には「戦力を把握してきたと思うし、ドンと構えて采配するのがいい。勝っている時には、いらんことをしたらあかん。敗戦は今後に向けての教訓」とメッセージ。今後も球場入りを増やしていく予定だ。 (鈴木 光)