「借金7」で5位に沈む楽天 球団OBの鉄平氏が指摘した「上位進出へ条件」は

2023年4月29日(土)11時22分 ココカラネクスト

球団OBの鉄平氏は打線の奮起に期待した(C)CoCoKARAnext

 開幕から間もなく1か月が経過するプロ野球。楽天はここまで21試合を終え、7勝14敗、パ・リーグ5位(4月28日現在)と厳しい戦いを強いられている。

 楽天のここまでの戦いぶりを球団OBはどう見ているのか。現役時代は外野手として2009年にパ・リーグ首位打者に輝くなど巧打者として活躍し、2020、21年には東北楽天ゴールデンイーグルスで打撃コーチも務めた鉄平氏が、パ・リーグ5位を走るチームについて語った。

【関連記事】「完全になめられている」最下位日本ハムに新たな「不良債権」発覚 ファンの嘆きが止まらない「離脱ドミノ」

 借金「7」と低迷するチーム状況だが、打撃コーチを務めた経験もある鉄平氏は「まずは、防げたであろうミスをなくすことが大事。こういうチーム状態が良くないときには、ミスは致命的になる。打てないのは課題ですけど、その部分はなかなか首脳陣の立場からはコントロールが難しい部分ですから、それ以外のところで首脳陣がコントロールできる部分の成功率を上げていく作業になりますね。そういったところから徐々にチームにいい流れにしていきたいですよね」と話し、楽天が浮上するきっかけについて話した。

 また、上位浮上のキーマンとしては「こういう時は、やっぱりベテランの力が必要になると思っています。例えば、今は2軍で調整中の銀次ですね」と、プロ18年目のベテランの名前を挙げた。「銀次のようなベテラン、今までチームを支えてくれていた選手は、やはり頼りになる。1軍に戻ってきたら、まずは代打になると思いますが、あれだけの選手が代打で控えているだけで、相手チームも頭に入れて置かなければならない」と話し、ベテラン選手の必要性を語った。

 さらに、鉄平氏は「ピッチャーが抑えて少ない点数で勝つのが今の理想系ではありますが、そこから脱却して打線も伸びてこないと、楽天に明るい未来はないと思っているんです。ピッチャーに負担がかかりすぎて、ペナントの中盤から終盤に掛けてピッチャーが息切れしてしまう。タイトなピッチングが続くと、やはりすり減ってしまい、終盤の失速に繋がってくるというのはあるんです。だから、そこを打線がフォローして、もっと楽な試合を増やしていければいいですね」と、ここまでチーム打率.196(4月28日現在)と低迷する打線の奮起に期待した。

 苦しい状況が続く楽天だが、きっかけを掴み、上位へ浮上することができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「楽天」をもっと詳しく

「楽天」のニュース

「楽天」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ