「どこでも守れるな!」広島に4-3のサヨナラ勝ち 光った巨人31歳内野手の“ビッグプレー”に指揮官も最敬礼

2025年4月29日(火)20時8分 ココカラネクスト

増田大輝の守備のビッグプレーも光った(C)産経新聞社

 巨人は4月29日の広島戦(東京ドーム)に延長12回を戦い、4−3のサヨナラ勝ち。今季初めて、リリーフの大勢を回またぎで起用するなど執念で大事な9連戦の初戦をものにし、開幕から続いた広島戦の連敗を「3」で止めた。

【動画】12回表、増田大が末包の打球にこのダイビングキャッチ!

 試合は2回にトレイ・キャベッジの右中間へ4号2ランで先制。しかし先発した井上温大は4回二死一塁から相手4番、巨人キラーで知られる末包昇大に同点2ランを浴び、試合を振り出しに。

 2−2と同点で迎えた6回には現在リーグ首位打者の小園海斗に右中間三塁打、この日ホームランを浴びていた末包に再び勝ち越しの適時打を許す。

 そして迎えた9回裏。2死一塁とし、若林楽人の三ゴロで終了かと思われたが、ここで三塁を守る小園が一塁悪送球で打球が転々とする間に一走の増田大輝が生還、土壇場で3ー3の同点に追いつく。

 10回は守護神のライデル・マルティネスが登板。1イニングを無失点に抑え、11回からは7番手として大勢が登板。先頭の中村奨成を見逃し三振に、二俣翔一、小園を連続空振り三振と圧巻のピッチングを見せる。

 さらに12回も続いてマウンドに上がる。今季初のイニングまたぎ。緊迫した場面では守備でビッグプレーも飛び出した。

 先頭でこの日、3打点をマークしていた末包の詰まった中前の打球を途中出場でセンターを守っていた増田大がダイビングキャッチとピンチの芽をつんだ。このビッグプレーには投げていた大勢も思わず後ろを振り返って拍手。12回表を無失点で切り抜けた。

 そして迎えた延長12回裏一死二、三塁とチャンスを拡げ、最後は甲斐拓也の犠飛で勝負を決着させた。

 守備でスーパープレーを見せた増田大といえば足も使え、内外野を守れるユーティリティとして知られる。昨年シーズン終盤も内野手として好守を示すなど、リーグ優勝に向かうチームを要所で支えてきた。ネット上でも増田大のこの好守には「どこでも守れるな!」「いてくれて良かった」など評価が高まっている。

 お立ち台で甲斐も「チーム全員で勝ち取った勝利」と強調、中継のBS日テレで映し出された試合後の監督インタビューでは阿部監督も「増田がスーパープレーしてくれたから勝ったようなもの」と最敬礼。

 チーム全員で粘りの戦いを展開、大事な9連戦の頭を取った巨人が勢いに乗るか。今後の戦いぶりも注目されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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