歓喜の“池ダイブ”で「溺れてしまう」 西郷真央のキャディーが証言した緊迫の瞬間「正直に言えば、怖かった」
2025年4月29日(火)16時0分 ココカラネクスト

キャディーのスノー氏らとともに池にダイブした西郷。しかし、この時、彼女たちは“危機的状況”に陥っていた。(C)Getty Images
歓喜のダイブの裏で、思わぬアクシデントが起きていた。
現地時間4月27日に米テキサス州のカールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72)で行われた米女子ゴルフのメジャー初戦、シェブロン選手権の最終日。首位から出た23歳の西郷真央(島津製作所)は、通算7アンダーで並んだ5人のプレーオフを制し、米ツアー初優勝を遂げた。
【動画】あまりの深さにパニックに 西郷真央の池ダイブをチェック
終盤まで優勝の行方が分からないドラマチックな激闘を制した西郷。自身初のメジャータイトル獲得とあって、その目には涙も浮かんだ。そんな彼女は大会後に18番のグリーン脇にあった池へと関係者たちとともにダイブ。これは勝者による“恒例行事”ではあるのだが、実は当事者たちが“予期していなかった”アクシデントも生じていた。
その舞台裏を実際に飛び込んだ関係者が語っている。米専門誌『Golf Week』は「誰も知らなかったが、サイゴウは泳げないのだ」と紹介。その驚きの事実を伝えたリポート内で西郷のキャディーを務めたジェフリー・スノー氏は「正直に言えば、怖かった」と赤裸々に打ち明けている。
「水面に顔を上げるたびに、また引きずり込まれた。彼女たちがとにかく沈まないように私や誰かに捕まっていた」
水面では笑顔に見えた面々だったが、実は状況は緊迫していた。同誌によれば、飛び込む瞬間まで池の深さを知らなかったため、西郷をはじめとする数人はスノー氏に密着。「最初は喜ばしかったはずが、女性陣が水面に浮かんでいようと男性を掴んだことで、全員にとってストレスフルな状況に変わった」という。
スノー氏と、周囲の助けもあって、なんとか陸地にたどり着いた西郷は「中に入ったら、すごく深くて、最初は溺れてしまうんじゃないかと思いました」と告白。あまりの深さにちょっとしたパニック状態にあったことを明かしている。
とにかく無事で何よりのアクシデント。危険を感じたというスノー氏は「今後はやる前に『泳げますか?』と聞かれるようになるかもしれない。そうした方がいい」と吐露。歓喜の“池ダイブ”の内情を疲弊した様子で伝えた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]